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absolute Ego dance for HDR

美しくて禍々しい世界、を
HDR写真で表現したいと目論んでいるのです。

今日の進化する男⇒Pat Metheny Group Live@国際フォーラム 05 4/21。

2005年04月23日 03時22分55秒 | concert

まぁ告白しちゃうと95年の「We Live Here」。
ECMからGEFFENを経て究極以上の究極を提示した「Letter From Home」からの変貌振りに当時
“激的”に落胆。以降の何作かもリリースの事実すら知っていても
さほど興味が沸かないままスルーして。

結果「Letter~」までの作品を繰り返し聴き浸る日々だったところへ
「Pat Metheny Group、NONESUCHへ移籍」のニュース…と嗚呼この時点で臭いましたよ。
何かが変わるかもと。曰く
Steve ReichとYoussou N'Dourが一緒に所属するレーベルへ移籍出来るなんてスゲー嬉しいよ♪」
と。で、結果果たして新作「THE WAY UP」はここ10年近くの僕のMethenyへの無関心振りを
彼方へ吹っ飛ばすまたしても一つの究極を与えてくれたと。

で、タイミング良く来日⇒昨日(ってか21日)東京国際フォーラムにて実は初!の
PMG LiveへGO!ですよ。

開演の19時過ぎても続々人が入って来てるんでまぁ定刻には始まらないだろうとの予想通り
15分くらい?押して、客電が落ちてないままの所へああぁ!Patが一人登場し
「☆This Is Not America」を演奏し始める…とそこへステージ脇からLyle, Antnio, Rodby登場は
良いとしてCuong,Gregoire,Nandoの3人は客席通路を通ってそのままステージへ!。粋だわ♪
と、暗転。ここからが絶句。「THE WAY UP」⇒まぁ72分で1曲なワケですよ。
結果から言うと嗚呼やっちまいました(笑)ぐぎゃぁああ!MC皆無、休憩皆無、
弾く弾く弾き続ける!叩く叩く叩き続ける!。何たる集中力。何たる恍惚。
緊張と至福の繰り返しで最早ヘロヘロ(笑)途中ギターも数回取り替え…えっと2階席だったんで
良く見えなかったけど、RolandのGR300を繋いだシンセ・ギターも使ってた…ハズ⇒後半の
「Are You Going With Me?」で確信⇒を弾くPatはまさに"ROCK Guitarist"だわな(笑)と
微笑ましくも、改めて「JAZZもROCKも関係ないPMGの懐の深さ…あえて今更言うまでもないけど」を
感じたり。

一体どれだけリハーサルしたのか?ってなしょうもない事も考えつつ圧倒的な音像、
そしてまた照明がまたスバラシイ!幻想的な空間に浸りつつああぁ!長いようで短い72分が
疾風のように、そして春の風のように(笑)通り過ぎたのだった。

当然鳴り止まない拍手。
メンバ紹介をテンション高め(笑)で満足げに。うんうん。分かる分かる。

さて、後半スタート。
初めて聴いたもんで、Ornette Colemanと演った「Song X」みたいなメロディだな…との印象で
「☆(Go) Get It」⇒Antnio(Dr.)とPatのデュオ。いやはや、この楽器の組み合わせ
(だってGt.とDr.ですよ!)でこの圧倒的な演奏。目から鱗だわ…。
「Trio 99→00」は絶対チェックだ。

続いてかの矢野顕子が「PMGを好きになった切っ掛け」と何かで読んだ、個人的にも好きな
「James」をRodbyが加わってトリオで。
メイン・テーマをウッド・ベースで弾き倒す…圧巻だわね。全く。

PMGのLive初体験なんで、「良く演奏される曲」なのか分からないけど、Lyleが加わって
クァルテットでの「Lone Jack」おおおっ!!個人的には初期ECM時代の中でも
ベスト5に入る好きな曲。ピアノ・ソロが心に染みる(笑)しかしスゴい疾走感。
これもこの日の一つの個人的ハイライト。うん。

ピカソ・ギター登場で「☆Into The Dream」。「Imaginary Day」聴いてないしなぁ(苦笑)。

印象的なシンセ・ギターの音色で「Are You Going With Me?」。
何かね、このメロディの音色?周波数?クジラの鳴き声を彷彿とさせるんですよ。
まぁクジラの方はTVとかで聞いただけなんですが。悲しげな音だなぁーなんて
昔から思ってるんですが。曲は淡々としてるんだけど、やっぱ良いわね。

E・シタールが用意されたんでああ!やっぱりの「Last Train Home」。
いやね、これだけ変化のない曲調にしてこれだけドラマチックなムードの曲って
ある意味驚嘆だと。しかもこれ、Trainそのものじゃないすか(笑)んー何つーか
50年代とかのアメリカの田舎を走る長距離列車のイメージ。何度聴いても気持ち良い。単純に。

知らなかったんだけど、1999年のグラミーで“Best Rock (!) Instrumental Performance”を
取っていた「The Roots of Coincidence」。へーこんな曲もあったのねーと
激しくGt.を弾くLyleを見て思ったり驚いたり(笑)

「☆Always and Forever」、「☆Farmer's Trust」と来て「Minuano (Six Eight)」。
前半の静かなパートが無くてイキナリ始まった気がしたけど…合ってるのかな?
で、完璧。嗚呼完璧。Minuanoって何処かの季節風だって読んだけど、激しく納得の曲調。
PMGってもしかしたらタイトルがあってから曲の発想が浮かんだの?ってなくらい
ぴったりイメージが合うことが多い。「Last Train Home」然り。

さて、満場の拍手を受け一旦退場、始まったのは「☆Song For Bilbao」。初めて聴いたけど
ハッピーな曲調で非常にイイ!。ソロ回しもあって楽しめた。が、あれ?これで終了?
そっかー、もう「Have You Heard」はやってないのね?個人的にはPMGでも
ベストに近い曲なんですが。聴きたかったなぁー。と、唯一の心残り。
でもそれを補って余りあるこの至福で贅沢な時間。うーんスバラシかった。

時間にして2時間45分程。50歳にしてこの漲る創造力と体力。感服です。観て良かった☆。
何かもうすぐにでもまた彼らのLiveを体験したい気分だけど…「Travels」でガマンするか(笑)

P.S ☆が付いた曲名は他のBlogさんでの記事を参考にさせて頂きました。

Now Listening : LP5 / Autechre

今日の収穫⇒NATSUMEN@LIQUIDROOM with ROVO。

2005年02月13日 11時24分50秒 | concert
まぁタイトル、ホントはROVO with NATSUMENだけどね(笑)

全て観たいメンツだったし、珍しく開演前に到着。
既に6回目のROVOは確実に僕の中で最多観戦Live。

初っ端、エラく大人数でステージに上がって来たなぁとの印象で開始のNATSUMEN。
名前こそ知ってたけどインストのバンドってのも知ってたけど完全に初見。スゴい個人的に
「青春」の言葉を想起した1曲目。だって爽やかなんだもん(笑)そのくせ7/8拍子も
フツーにこなす演奏能力は実は侮れないなぁ…なんて思いきや卒倒&ニヤリが2曲目イントロで、
「あぁ!アナタZAPPAが好きなのね?!」ってな調子。それがルーツなの?FRANK ZAPPA好きなの?
仲良くなれそうデス(笑)イヤ、でも単にお遊びでやったのかな?
だとしたらそっちの方が逆に恐いけど☆。

さて、「こんにちわ。NATSUMENです」…ふ~ん可愛い声してるんだぁ…って
「ええぇーーーーっ!!女の子かよぁあぉ!」さっきの超絶ZAPPAフレーズ弾いたの
女の子だったの?!。この日一番の驚き♪。遠かったし目ぇ悪いしで分かりませんでした。
後で調べたらどうもこの子、元BOATなのねー。1、2曲しか聴いたことないけど、
楽しい雰囲気はスゲー伝わって来たBOATから、今やこんな風に変貌してたのね。

その後の曲も変拍子大好物の僕には結構堪らんものがあり、爽やかメロディと複雑な楽曲。
うん。またお気に入りが一つ増えたのだす。ちなみにBOATのカヴァーもやってた事も後で判明。

いやもぅね、ハズカシぃから言わないけど、JOSEPH NOTHINGって日本人なんだね?(笑)
どっから見ても日本人なんだね?ウキーーーっ!そう、勘違いしてました。見事にね。
あっ、言っちゃった♪だってホントに「音」しか聴いたことなかったし。
去年観たSQUAREPUSHERの時はやっぱ結構後ろで観てたしなぁ。ははっ。
で、今回2回目なんだけど、前観た時よりUPPERな印象(特に前半)で、
ドリルン炸裂から美メロまで楽しませてくれた。特にモノクロっぽい映像が流れてた時の雰囲気は
良かった。けど片側(向かって右側)からしか音が来ないのは…いただけないなぁ。やっぱり。

流石に6回目となると、最初の「衝撃」は薄くなって来るけど以前より良い意味で
余裕を持って楽しめてる印象のROVO⇒自分の中で。殆どのフレーズを親指で弾いてる…これって
あんまいないよなぁ…といつも思う原田氏のBASSがやけに太い音像の印象でCANVASからスタート。

ビリンバウのビヨヨーン♪から始まった3曲目は新曲?一つのフレーズを発展させて序々に全員が
絡んでくパターン。4、5と「MON」からカマして、「うーんこれ何だっけ??」と
思い出せなかったのがCISCO!。1st殆ど聴いてなかった…結構カオスを感じさせる曲だったのね。
特にLiveだと。6人でも「音の薄さ」など微塵も感じさせず、見事に酔わせてくれましたよ。

個人的な印象だけど、LiveでのROVOは、回を重ねるごとに曲中の静と動の対比が良い意味で
曖昧になって来てる気がする…と言うか意識してない内に爆発してた…みたいな。つまり、
以前だったら盛り上げる箇所、聴かせる箇所がもっとハッキリ分かりやすかったような。
でも現在の様な形はメンバ間の意思の疎通がちゃんとあってこそ可能な演奏でもあるし、
そう言う意味では良い事なのかも知れない。

アンコールの「極星」で再度爆発した後、メンバが風邪で次々ダウンしてたとの小ネタ。
そして5月再び野音決定の大ネタ(やったね!)
最後山本氏が変なテンションで拳を上げ、FxxKサインを掲げ☆
「どうもありがとう!」…風邪だな。きっと(笑)今日も楽しかったぞ♪

今日の至福⇒V∞REDOMS Live@Laforet Museum 六本木 04/12/24 。

2004年12月25日 14時18分37秒 | concert
開場から少し遅れて到着したら「ビール売り切れです。10分程お待ちください」って
まず最初から“有りえない状況”(笑)
ただでさえ結構待たされててその上…ってまぁいいや。

結局飲み終わった頃にはV∞REDOMSが丁度登場。一目見てまずその空間の特異なこと。
全部説明すると、まず会場のセンターにステージが設置&その四辺の頭上にスピーカがあり、
全方向から観れるし全方向へ音が飛んで行くカンジ。ステージが透明なアクリル板に囲まれてて、
「ん~何だろ?。良くこういうのってLiveでは(ステージ上で)音が回り込んで、自分の演奏が
聴こえなくなるのを防いだりする時にやるけど…」なんて思いつつ左手をふと見るとあぁ!何と
聖歌隊(合唱団)の方々。15人くらいいるのかなぁ。この時点で既に僕の中では驚喜に直面。
オマケに会場は風船が飛んでミラーボールが回って幻想照明とVJ宇川直宏氏の
スピーディなヴィジュアルともー至れり尽くせり♪まさにスペシャル☆

EYEちゃんの指揮で聖歌隊が歌い始め、Yoshimiさんもキレイ(笑)な声で歌い始める。
ドラムのビートが絡み、指揮を本職?の人にバトンタッチしたEYEちゃんのCDJ(多分)も
乗っかって序々にテンポ・アップ。うわっ。何て美しいんだろ。
トランシーなビートに、クラシカルな発声なんだけどトライバルなコーラス隊。
あーまさかこんな展開になるとは!

このMIX感覚…このアレンジもやったんだろうけど、今さらだけどやっぱこの人、天才的なんだ。
ってかリハーサル大変だったろうなぁー。踊っても聴き込んでもどんな接し方も可能な音楽。
実際踊りまくりの人も居れば黙々と聴き込んでる人も居るし手を組んで目を閉じて体くねらせて
ひたすら宙と交信している人もいるし(笑)

ひたすら圧倒的な音が延々続いてホントにあっと言う間の40分程。
あーっもっと触れていたかった。この音に。
「これ、ヤヴァいよ!」なんて声があちこちから聞こえで来たけど、ホント同感。
DVDなんかでリリースされないかな。ハンディ・カメラで撮ってるスタッフらしき人もいたけど…
単に記録用だろうな…。もし映像あるならリリース熱望!。

合唱団の方達が撤収、EYEちゃんが一人残ってDJスタート。
何つーか80s風な、懐かしい&ちょいハズカシい風(笑)な選曲。
途中機材の調子が悪いらしく、2回程「ブリぶりっ」との音と共に完全に無音状態に。
普通だったら超ブーイングなんだろうけど(笑)さすがにやっぱり皆「おおーっ!」と
歓声で応援(笑)?!。

暫く踊ってマーチャン売り場へ。YoshimiさんデザインのTシャツ購入。KIDS用のも売ってて、
売り場の髪の長い素敵なお姉さんに「こちらなんかお似合いですよ☆」とかまされたので
「あーっ、ピッタリだよね♪」と返しつつお約束で、はたくまね。ははっ。

そー言えば今日はお子さん連れの方々が目立ったなぁ。そのKIDS-Tが丁度合うくらいの
子供連れのお母さん達。普段はあんま目にしないけど…合唱団の方のご家族?分かんないけど。

さて、EYEちゃんのDJにかぶさる形で再びVのメンバが揃い始める。
そう、この日はMOODMANのDJ後、VとEYEちゃんのDJが交互にプレイと言うスペシャルな構成で。
キーボードを弾きながら儀式の祈祷のようなメロディ(どんなん?)を歌うYoshimiさんに
EYEちゃんが答えるような形で暫く掛け合い。
段々盛り上がって来ると「うぎやぁーあっ!」みたいなシャウトや雄叫びも出て来る。
基本的にはCDJで流したビートにトリプル・ドラムが素敵なポリリズムで絡んで構成される
イメージ。気持ちいいくらいに3人のドラム・ブレイクが決まると「おおーっ!」と上がる歓声。
第一部よりは(当然)激しく、ドラムスがかなり活躍していた印象。これまた良かった。

ドラマーズが帰った後は再びラストまでEYEちゃんのDJ。
さっきよりさらにハッピーな印象の選曲で、酔いもイイ感じに回って来た僕は
アホみたいに踊りまくり(笑)フロアも十分にスペースがあって良かった。
…と、ここで23:30。連れの終電が近いので泣く泣く撤収。でも楽しかったー。

とにかく今回は「スペシャル」に偽り無し(笑)のスバラシイ内容だったと思う。
僕の今年最後のLiveを締めくくるのに相応しいものでした。
やっぱVのLiveは見逃せないなぁー。うん。

Now Listening : Shockcity Shockers Vol.2 - OOIOO Remix / OOIOO

2年連続でBorn Slippyがぁ!⇒electraglide 04

2004年11月28日 04時30分49秒 | concert
「なーんか腹痛ぇ~」とかうだうだしてるうちに、あ~ぁ海浜幕張行き終電だよ!と
思いっきり焦りつつ向かったんだけど、結局会場に着いてマーチャン売り場を通り過ぎる頃には
Keithの"Breeeeeeath!!!"ってな絶叫が聞こえて来るし。あちゃ。予想通り前の方は
スゴい人口密度だ。去年のUnderworldは(ほぼ)最前列まで上り詰めて(笑)最高だったけど、
ん~これはムリだなと、比較的空いてて踊れる場所に着地。

何とROVOに続いて連れのドタキャンを喰らったため、まぁ自由勝手に動き回る。
暫くCDでさえ聴いてなかったProdigyだけど、CDだと音の薄さがたまに気になるProdigyだけど、
イヤぁ~彼らはLIVEの方が真価を発揮出来るのでは?と感じた。だってヤヴァいよ。本気で。
メチャメチャ音が厚い。そしてアツい。遠くて良くは見えないけどKeithは結構左右に動いて
アジテートしてるしMaximの相変わらずの特徴的な「aGyaaooh!」って叫び(間の手?)も
心地よい☆。で、曲は"Firestarter"へ。イントロだけで揺れる揺れる。
Prodigyを初めて知った時にはそのコンセプト(Instruments+MC+Dancer)ってのが
かーなり新鮮だった記憶がある。何かDance Musicのオイシイ部分を全部持ってったような。
当時のCLIPでのKeithの異常に速いステップは今でも記憶に焼き付いてるし。
しばらく(多分)ニゥ・アルバムからやって、結局1時間くらいしか観れないで一旦終了。
当然「One More!」。割とすぐに再登場してややまったり気味にアレンジした(ような気がした)
"Poison"を。やっぱ盛り上がる。で、待ってましたの"Smack My Bitch Up"だーーーーっ!!。
サビは当然会場中がシャウトで。あーーーやっぱ来て良かった(笑)いや、アルバム7年振りだし
(来日はしてたけど)どーかな?とやや危惧してたワケですよ。全く素晴らしかったです。
で、繰り返すけど彼らはLiveの方が全然良い!。ここでam 2:30

結局Darren Emersonが在籍したUnderworldは「Everything Everything」でしか
体験してないんだけど、始まった途端あぁーーーっ!!!キタよ!。キちゃったよ!!まさかの
"Born Slippy"!。休憩タイムへ向かっていたオーディエンスがそれこそ一斉に戻って来た(笑)
スゲー盛り上がりだ。いや、何で「まさか」か?結構アーティストって自分の過去の、特に
大ヒットとかしちゃった曲とかやりたがらない人も多いじゃないすか?
Darrenはその辺りエラい…かも(笑)にしてもやっぱこれ名曲だわ。
ホントにTechno/Dance Musicのアンセムとして永遠に残って行くんだと思う。
しかも悪いけど、Prodigyには悪いけどこの瞬間が今年の「俺ハイライト」だった(笑)
と、そういう意味では去年に続いて2年連続で聴けたワケで。

途中「あっ、聴いた事あるパターンだな」と思ったらORGYの"Blue Monday"
(勿論Depeche Modeのカヴァー)だったり。何人が分かったかのかナゾだけど。
DarrenはDJ中にも手拍子、アピールと実に良く動く。盛り上げ方も流石でした。
ここでam 4:15

…と、喉の乾きが限界に来たもんで、!!!のLiveは取り合えず放置(笑)ビール調達へGo。
ふと見るとあららたーいへん。売り子?のおねーさんが女子校生、女医さんのコスプレだぞ!
…と自分が並んだ先を見るとうぎゃ!何で兄ちゃんなのだ!。まぁいいや。それよりビールだ。
ドタキャン友人の分までTシャツを購入し、戻った頃にはam5:15でラストの
Tim Deluxeがスタート…とイキナリある意味掟破りの"Lithium" by NIRVANAだぁ。
ガチガチのTechnoファンはどう思ったか分からないけど個人的には意外な選曲にニヤリ☆
途中少し疲れて来たのでやや下がって…とここで気づいたんだけど、会場内の
いくつかのスクリーンにDesigners Republicが手がけたアートワークが。

そんなスクリーンとフロアとDJブースを眺めつつ踊ってると、再びDarrenが登場。
何と、とっても不勉強だったんだけど、TimはDarrenが主宰する「Underwater」所属で
スプリット・アルバムなんぞも出してたのねー。二人して仲良く暫しプレイ。
本編ラストだったかアンコールだったか忘れちゃったんだけど、再びNIRVANAの
"Smells Like Teen Spirit"。フロアはジャンプしまくりで揺れる揺れる。
Timはかなり好きなのか?。NIRVANA。この辺で疲れはかーなりピークなんだけど、
最後にかましてくれましたまたも"Born Slippy"(笑)ってコトで最後の踊り締め。
アレンジもやや大人しめに変わってて、ラストにふさわしいカンジ。ここでついに終了!
ふぅ~お疲れ!。皆、俺、そしてアーティスト達。ここでam7:21。

…フロアには笑顔が溢れてた。この時思ったこと。
ガキの発想なのを承知で言わせてもらえば、世界はこんなにも笑顔が溢れる事が可能な事。
一つの目的を持って何万人もが一つになるのは可能な事。
生まれた時から戦場しか知らない人生、死ぬまで戦場しか知らない人生。
そんなのは不公平すぎる。悲しすぎる。
戦争なんかしてる場合じゃない。憎しみあってる場合じゃない。
こんなにもいい笑顔こそが人間には似合うのだから。
単純にそう思った。
Thanx electraglide 04. Thanx All Artists. Thanx Everyone.
Peace.

Now Listening: The Networks, The Circuits, The Streams, The Harmonies / Burnside Project



ROVO⇒LIVE@Shibuya AX '04 Nov. 19。

2004年11月21日 08時04分33秒 | concert
2002年の、Supercarの「HIGHVISION」が一時期エラく気に入っていて、そのProducerだった
益子樹…「ふ~ん、この人が参加してるなら面白いかも」ってな直感で聴いてみたROVO。
何の事はない。1stフルレンスの「Imago」1枚でROVOは僕の中で「最強の座」の一角に君臨した。

しばらくして日比谷野音でのLive情報。2003年5月5日。見逃すワケにはは行かない。結果、
結論から言えばそれまで体験した中で人生最高のLiveだった。
至高の音に覚醒し、見苦しいほどに(笑)踊り狂った。
人力照明集団“シンキロウ”の幻想的な光と影の創造。そして野音の頭上にはUFOが飛来し、
勝井氏の「今日はホントに晴れてサイコーだね」に心底そう思った。

その後'03年には7&11月と2回、さらに'04年のBuffalo Daughterらをゲストに迎え、
DVDになった5月5日@野音を経て、'04年最後となる19日のShibuya AXへ。。。

会場入りする前に、連れから「仕事が終わんなくて今日はムリそう…」とメールが。
ぬわにぃ!と思いつつもまぁそんな日もあるか…とポジティブ思考で19:00少しすぎに到着。
中に入るとイキナリにデジェリドゥの低音が。「あぁ、GOMAね」と、
まだROVOがスタートしてなかった事に安心。

40分ほど体が震える様な心地よい低音の洗礼を受けてGOMA終了。割とすぐにROVO登場。
明るいままのステージで勝井、岡部、芳垣の3氏がブラジルの民族楽器である
ビリンバウを抱えて登場。ひとしきりビヨ~ン♪とかき鳴らしている内にメンバが集合、
1曲目がスタート。半年振りのこの心地よい瞬間。「あ~ぁ至福だ☆」。
2曲目ではギターをGibsonに持ち替えた山本氏がノイジーに弦を掻きむしる。普段は
黙々とプレイに没頭している印象なのだが、時に取り憑かれたようにこんな姿も見せてくれる。

ここで気づいたんだけど、
明らかにこれまでと違う接し方でROVOのLiveを体験している自分がいた。何つーか
良い意味でリラックスしているのだ。これまでは「好き好き大好き☆」であるが故
一瞬たりとも見逃すまい的な変な気負いがあった。んが、
今回は非常に楽しんでいる…勿論Liveへの没頭具合は変わらずなのだが、その種類が違っていた。
違っていたと言う点では、観客層の違いも明らかに見て取れた。半分近くが女の子なのである。
しかも若い。僕の前の方は、自分より背が低い女の子ばかりで、ステージがいつもより
見えやすくこれは良かった(笑)確かに考えてみれば今日は平日で、
会社帰りにLive…ってのも辛いのかもしれない。

ROVOのLiveでいつも思うのはその「緩急のバランス」の配分が抜群に気持ち良いことである。
圧倒的にブチかます所、美しくメロウな所、その両者が実に僕には心地よい。
実は正直前回の野音では途中やや中だるみを感じてしまった。
まぁ大作「Pyramid」が披露されていた頃なのだが(途中から盛り返したけど)。
が、今回はそのバランス具合がメチャメチャ良い。まぁ個人的な話しではあるんだけど。

で、こちらを読ませていただいて気づいたのだが、LiveはLatest Albumである「MON」の
ほぼ曲順通りに進んでいた。何と不謹慎なことにまだ未購入だったので気付かず…。

恒例のwarp Session→。
いつもならキ○ガイDrummer(笑)2人の超ポリリズム攻撃で圧倒されるんだけど、
今回はさらに+ディジェリドゥ。そう、GOMAが参加したのねー。ポリリズムに絡む超低音の響き。
あ~ぁ太古の怪しい儀式のようだ(笑)ホラ!祈祷師が飛んでる!みたいな。
ROVOのLiveで他の人が一緒にステージに立ったのは初めて観たけど、とても良い。
こんな試みは是非今後も観てみたい。

本編Lastは「FLAGE」収録の"NA-X"。これまた僕はジャンプしまくりで(再び)
見苦しいほどに踊り狂う(笑)いや、いいじゃん。だって気持ち良いんだから☆。
勝井氏ののけぞりプレイを堪能し、要所でジャンプを決める原田氏、
両端で怪しいフレーズを奏で的確なサポートもこなす益子、中西の両氏、まさに
ROVOの起動力である岡部、安垣氏、そして圧倒的なオーラを放つ山本氏。今日はVJも非常に良い!
演奏もバランスも良い!もの凄いテンションで爆発する僕の脳!
うおーーーーーーーーーーーーっ!!!これこそROVOなのだ!!!

…ふぅ。と、ひとしきりもふたしきりも取り乱したところで勝井氏がマイクに向かい一言。
「知ってる人は知ってると思いますが、本日のLiveを持ってKeyboardの中西君が
ROVOを離れる事になりました」。あらーーーそうなんだ!。
「音楽から離れる訳ではないので、彼は彼の音楽を追究して行くと思います」みたい事を
言っていたと思う。そっかー。見慣れた7人がステージに立つのは今日が最後なのね。
でも中西氏の名前をどこかしらで見たとき、僕の中ではきっと応援したい気持ちになるんだう。
ひとまずはお疲れさまでした。

さて、アンコールでは再び勝井氏が「中西君が入って多分最初に作った曲」と"SUKHNA"をプレイ。
これまた最高のテンションにて、大満足のまま響宴は幕を閉じた。
ここで何と山本氏がマイクに向かい一言⇒「うわっ。喋るんだ」と驚き…
いや、まぁ自分がリーダーのバンドでは喋るんだろうけど。
っつっても「また来年♪」だけだったが(笑)

結局、個人的には今回はROVO初体験の'03年の野音以来の満足度だった。
全てが良い方向に向かっていたのかもしれない。AXは初めてだったんだけど、
これくらいの人口密度の方が踊りやすいってのはあるかな。ステージも高めで見やすかった。
来年2月はROVO初のLIQUIDROOM Ebisu。当然行くつもりだけど、あそこ
歌舞伎町時代より狭いからなぁ…スゴい事になるかも。

未購入だった「MON」をしっかり購入して、仕事が終わった友人と新宿で待ち合わせ。
ラーメンとエクセルシオールで「如何に今日は良かったかと、あぁあ勿体ない事をしたな 笑」と
報告して帰宅した⇒心地よく爆睡☆

BGM / ドビュッシー:ピアノ名曲集

P.S 写真は最新T-シャツのバック・プリント&「MON」のアートワーク。

Battlesよ!⇒アンタ達に感謝する!

2004年11月07日 23時38分26秒 | concert
何だ何だ何なんだ!申し訳ないほどに凄い。完膚無きまでに打ちのめされ、暴力的に感動した。
言ってしまえば、僕はBattlesに出会えた事を幸せに思う。
彼らの音楽に感動出来る脳細胞と神経を持っていた事に感謝する。

確かに「B Ep」を聴いてある程度の概況は見えていた訳だけど、
そんな予備知識を微塵にブッ潰しさらにそれ以上のLiveだった。

何つーか、「それ、やり過ぎでしょ?」ってな場面に出くわす経験が誰にでもあると思う。が、
悲しいかな人間たるもの「成長」と引き換えに「理性」と言う名の厄介かつ、でも
社会生活においては必要不可欠な物がその幅を利かして来る性にある。
BattlesのLiveは明白に「やり過ぎ」だった。度を超えて「やり過ぎ」だった。
そしてだからこそ僕の中の「理性」を破壊し、どうにも説明不可能な感情を呼び起こした。
未知のものに触れた時の初期衝動を、彼らは「3コードと言葉によるメッセージ」ではなく、
「JAZZもROCKも内包した恐ろしく高度な音楽性」で表現し、
「アルバム(Ep)での構築とLiveでの破壊⇒そしてまた再構築」を
同次元で行うと言う奇跡まで体現している。

Guitar+Guiter&Keyboard+Guiter&Keyboard+Drumsと言う変則的且つ挑戦的な編成がまず良い。
Liveでは、Guiterの2人は左手タッピングのみで音を出しながら、右手はKeyboardを弾いてるし
さらにその上にディレイのサンプル&ホールドが絡むもんだから言わば音の洪水だった。
その上にメロディ付きのヒューマン・ビートボックスと、さらに鬼神Drummerが
一枚だけ高い位置にセットしたシンバルを印象的に打ち鳴らしながらまさに
鬼の形相でブチかますワケである。

Guiterの3人は完全に"JAZZ ギタリスト"の高さの位置でGuiterを構え、曲中でも頻繁に
アンプのコントロール類をいじっている。サウンドの調子が悪いからなのか、
必要だからやってるのか分からないが、いつもこんな調子なんだろか?。
白人の2人のギタリストはLive中は何やらギターオタクの神経質そうな雰囲気に見えた。が、
この印象は後で覆される事になる。

何せ無謀にも「B Ep」のみ聴いて参戦したもんでどの曲をやったとか定かではないが、
オープニング通り"SZ2"で始まり、Ep以上に狂ったようなキック・ドラムで"Dance"をかまし、
ラストは"Tras 3"を一人が残って演奏して「破壊と再構築の狂宴」は終了した。

さて、この日のトリ、MONOの終演後
例によってマーチャン売り場に行くと、何とBattlesメンバ勢揃いでファンの皆さんと歓談中。
「おっと!コレはチャンス」とばかりに「話のきっかけ」を作るためにも、胸に
"I HAVE BATTLES IN MY LIFE"とシンプルにプリントされたTシャツを購入。
Guiterの話しなら通じるか?と思い、ステージではブラックのレス・ポールを弾いていたメンバ
(何とこの時点ではDrumのJohn以外の名前は知らず 笑)に「Hi. Great Show!」などと
Tシャツを見せびらかしながら無謀にも話しかけた。僕が聞きたかったのは彼らのルーツ。
何を聴いたらあんな音が降臨するのか。
「好きなアーティストは?」の答えの人は残念ながら聞き取れず。
でも"texture"やら"sculpture"がどうこう言ってたのでミュージシャンじゃなさそう。
Epの音から匂わせていたミニマリズムから、King Crimson (80's)なんてどう?って聞いたら、
それよりはYESが好きだそうで、僕が「Close to the Edgeが好きだよん」って言ったらイキナリ
「Close to the Edge down by the Corner~♪」ってな調子で、その場でご丁寧に
ファルセットでサビを歌いだした(笑)さっきはギターオタクで神経質そうなんて言ってスマン。
陽気な人だったのね。他にもマイルス・デイヴィスには納得として
「CANやらNeu!(ノイ!)やらのジャーマン・ロックが好きだよん」…って渋いなぁ。アナタ。
で、この時お互いに自己紹介して「あぁ、Daveって言うのね」と知る。はははっ。

…と暫く話していると、「君、リサ・ローブの次に眼鏡が似合うんじゃない?」ってなカンジの
可愛げな白人の子が寄って来た。Daveと親しげに話している。勢いでその子にも話しかけると、
何とDaveのお友達。名前はリーザちゃん…だったかな。彼女は1年半程日本に住んでいて
日本語も結構イケる。International Preschoolで3歳児相手に奮闘していて、
日本の子はNO problemだけどアメリカの子は泣き騒ぎ噛み付き(笑)でたーいへん!
ってな事まで話してくれた。あーやっぱ外国の子って(全部とは言わないけど)
フレンドリーで良いな♪と。

Daveとリーザちゃんはボストン出身で、
Battlesで来日するから見に来なよってなカンジだったらしい。
実はこのリーザちゃん、BattlesのLive中に、僕の前にいたのを見ていて、そのとき
「あー、やっぱ外国人にも人気あるのね」なんて思っていたのだ。
その子と後で会話するのは何か不思議な感じだった。

と、色んな収穫があった6日のOut of Focus@LIQUIDROOM Ebisu。
他にはやっぱMONOが圧倒的な音塊でブチ撒けてくれて思わず観てて涙が出たけど、
この日はやっぱり僕の中ではBattlesを初体験した瞬間として残って行くんだろう。

次回のLiveでも会えたら良いねと、リーザちゃんと握手して別れた。