燕たちの憂鬱

ここ神宮の杜では、今宵も燕たちの溜息まじりの歓声がこだまする!

暗黒時代再来の予感

2007-10-30 17:48:47 | 我が母校
迎えた慶早最終戦は、0-7で大敗!
投手陣が手薄な慶應義塾にとって、早稲田の強力打線を3戦続けて抑え切るのは難しいだろうし、かたや貧打線は早稲田の強力投手陣から1点取るのがやっとだろうことは、戦前からある程度予想できた。というわけで、正直勝てる気がまったくしない試合だった。負ける時は大敗だろうとも。それでも奇跡を期待してたんだけど、やはり…。
予感的中の大敗だったが、敗れて悔いなし。この3連戦の初戦は、今まで観て来た中で最も感動的な慶早戦だったし。
特に、エースの加藤君の奮闘は特筆もの。今日もなんと186球を一人で投げ切ったんだそうだ。貧打線をバックに孤軍奮闘した彼の勇士は、永遠に語り継がれることだろう。ほんとうにお疲れ様。大学通算30勝の勲章を胸に、プロでの(できればスワローズでの)飛躍を期待したい。

さて、今回チャンスを逃したことで、また来年以降に望みを託すしかなくなったわけだが、それもどうやら難しそうだ。早稲田投手陣の主力は1~2年生。早稲田黄金時代到来とともに、慶應暗黒時代再来の予感がしてならない。思えば、自分が現役の時代は、12年間もの長きに渡り優勝から遠ざかっていた暗黒時代の最後の方だった。あの時代の悪夢が甦る。格差問題が叫ばれる中、六大学野球も例外ではない状況になりつつあると感じているのは、私だけだろうか?今シーズンが早稲田の連覇を阻止する絶好のチャンスだったんだが、結局優勝を許してしまった。このまま行ったら、あのジャイアンツの全盛時並みの9連覇なんてことも有り得るんではなかろうか、と思わせる戦力の充実ぶりである。来シーズン以降、慶應のみならず、他の大学の奮起を期待したいところだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする