《一期一話》若山牧水
山ねむる山のふもとに海ねむるかなしき春の国を旅ゆく
「女ありき、われと共に安房の渚に渡りぬ」と詞書（ことばがき）が添えられています。この「女」とは人妻でした。この恋は若き牧水に多大な苦悩をあたえましたが、珠玉の青春哀傷歌をもたらし終わりをつげました。
🐶音楽とわん友🐶475
今朝は大アクビの「双六」君と「佐良直美」さんを聴いています。
日大藝術学部卒業後、1967年『世界は二人のために」でデビュー。これが120万枚以上の売り上げを記録する大ヒット曲に！
1969年『いいじゃないの幸せならば』で日本レコード大賞受賞。
落ち着いた歌声と歌唱力で歌を聴かせる実力派としてアイドル歌手とは一線を画す存在でした。
80年代はキャッシーとのスキャンダルを機に露出度が減少。
1993年以降は「動物愛護の啓蒙活動」に力を入れている。
2010年に『いのちの木陰』で芸能界に復帰し、現在に至る。
🐶音楽とわん友🐶474
先日カットしたばかりの「双六」と「セリーヌ・ディオン」を聴いています。
彼女は若くして5度のグラミー賞に輝くカナダ人歌手、女優。
全世界での総売上枚数は2億枚を超えており、世界の音楽史上最も売れたアーティストの一人でもあります。
デビューは12歳。
彼女の歌のジャンルはポップス、ロック、R&Bに留まらずゴスペル、クラシックにまで及んでいます。
1999年人気絶頂期に活動休止宣言。
2002年、復帰。
彼女は完璧主義者で、どんな場合でも手抜きせずリハーサル、練習を重ね常に自身の最高のパフォーマンスを提供しようとするとか。
そんな彼女も今年53歳を迎えます。
《一期一話》斎藤じろう
粗塩（あらじお）を口いつぱいに鮭売られ
人間の糧としてさまざまな生き物が供される。ちょっと前まで水が流れていた鮭の口。
今はそこに粗塩が詰め込まれている。
食物連鎖と言ってしまえばそれまでなんですが…
🐶音楽とわん友🐶473
今朝は「ちまき」ママと「リーン・アンダーソンを聴いています。
1970年代から80年代に一連のヒット曲を得、多数の受賞歴を持つ米国を代表する女性カントリー歌手。
1966年、19歳でデビュー。デビュー・アルバムが大ヒット。
以後70年代まではコンスタントにヒット曲を生み出した。
彼女の最大のヒット曲となった『ローズ・ガーデン』は1970年10月リリースで、前年リリースされたジョー・サウスの曲をカバーしたものです。
カントリー曲では時代を超えて最も売れた楽曲の一つとなっています。
80年代は歌手としては低迷。テレビやコンサートで活路を見出しました。2015年死去、享年68歳。
《一期一話》式子内親王
はかなくて過ぎにしかたを数ふれば花に物思ふ春ぞ経（へ）にける。
とりとめもなく過ぎてしまった年月をかぞえれば、桜の花を眺めなが物思いに耽（ふけ）る春ばかりを送ってしまった様な…
🐶音楽とわん友🐶472
久しぶりに「葵」と「レディーガガ」を聴いています。
革新的なダンス音楽と優れた歌唱力、そして独特のファッションやパフォーマンスの数々で世界的な人気を得たイタリア系アメリカ人。
シンガーソングライター、女優、実業家、また活発な社会貢献活動を行なっている。
レディーガガの音楽やビデオ、舞台上のパフォーマンスに至るまでマドンナの強い影響が有るといわれています。
本人もそれは否定していません。
あの圧倒的な歌唱力と激しいパフォーマンスは聴く者見る者がひきつけられ逃ることが出来なくなります。2005年活動開始、今年35歳になります。
《一期一話》島木赤彦
我が家の犬はいづこにゆきならむ今宵（こよひ）も思ひいでて眠れる
いま死を前にした赤彦の頭の中に、自分の死の前ぶれの様に家を去っていった犬のことが忘れられなかったのかも…。
この6日後に赤彦永眠、享年50歳。
※アララギ派歌人、小説家
🐶音楽とわん友🐶471
先日の「指揮者」に関しての続きを「京君&周君」と一緒に調べています。
専業の指揮者が登場するのは19世紀になってから。その最大の理由は、19世紀になると死んだ作曲家の曲も演奏され聴かれる様になったからです。
当然、本人はこの世にいないので、誰かが指揮をしなければならなくなった。もう一つの理由はモーツァルト以後、楽譜が複雑化しオーケストラ編成もしばしば80人超えも。この二つの理由から、指揮者は「進行役」から「音楽の解釈者」へと変貌していきました。
《一期一話》源実朝（みなもとのさねとも）
出でて去（い）なば主（ぬし）なき者となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな
私がいなくなっても梅たちよ春には忘れず咲いてくれ。
実朝鎌倉3代征夷大将軍。28歳の時、甥っ子・公暁（くぎょう）に暗殺される。
🐶音楽とわん友🐶470
今朝はストーブ派と「トワ・エ・モア」を聴いています。1969年山室英美子さん芥川澄夫さんの二人で結成されたデュオ。69年5月リリースのデビュー曲『ある日突然』が大ヒット。一躍注目の的となりました。「トワ・エ・モア」はフランス語で「君と僕」の意味。
1972年リリースの札幌冬季オリンピックのテーマ曲『虹と雪のバラード』が彼らの歌として定着。当初、この曲は各社競作となり、黛ジュン、ピンキーとキラーズ、ブルー・コメッツ、トワ・エ・モアらが争い、結局「トワ・エ・モア」版が定着しました。1973年解散したが1998年再結成し、今に至っています。
《一期一話》小林一茶
山寺や雪の底なる鐘の声
「雪の底」という言葉使いにより深い雪におおわれた山里の情景が鮮明に目の前に描き出されます。
『霞の碑』所収。
🐶音楽とわん友🐶469
今朝は「京四郎」パパとカラヤンが振る『ウィーン・フィル』を聴いています。大半の楽団員は楽譜を見ながら演奏しており、指揮者など見ていない様に見えます。
指揮者が必要になるのは数十人規模のオケが演奏する場合です。
十数人程度だと指揮者無しで演奏する事が殆どです。
「なんだ指揮者って簡単ジャン」と早トチリは禁物。
今日では、指揮者は「作曲家が書いた楽譜にある作曲家の意図を解釈してそれをオーケストラに伝える」のが仕事。
具体的な仕事の方法は個々の指揮者で異なります。
だから指揮者の好き嫌いが生まれるのも当然です。
そこら辺の処は次回で。
