《一期一話》361 阿波野青畝（あわの・せいほ）
天寿とは昼寝の覚めぬ御姿（おんすがた）
天から授かった寿命を生きた人なら、定めし長寿だったはず。
それを「昼寝の覚めぬ御姿」とは、何と洒脱な表現。
作者自身この句を詠んだ時は91歳の長寿者。
帰天まであと2年半ほど。
1899年ー1992年、享年93 歳。
《一期一話》360 中村伸郎（なかむら・のぶお）
人を恋い雛おき去りし娘かな
幸せそうに愛する人と連れ立って去った娘。後には置き去りにされた雛が…
有っては寂しく無くては心配な親心。
俳優、随筆家
1908年ー1991年、享年83歳。
《一期一話》359 古舘曹人（ふるたち・そうじん）
花冷えの底まで落ちて眠るかな
愛嬢の急病死、その直後の妻の死。さらにその前後を挟んで、俳句の師・山口青邨（やまぐち・せいそん）とその夫人の死に見舞われた作者。
最も身近な人々の相次ぐ死。
その中での花冷えの底の眠り。
晩年に知る断腸の思いの句。
🐶音楽とわん友🐶152
最近ふとしたことから「水雲ーMIZMO」の『帯屋町ブルース』を知ることに。
地図で調べたら全国に3カ所同じ地名がありました。京都市中京区と伏見区にそれぞれ。それに高知市にありました。
京都の2カ所は「おびやちょう」、高知は「おびやまち」と音表示されます。
閑話休題。「水雲」は主旋律、高音、低音の３つのハーモニーで演歌を歌う「演歌ガールズグループ」と紹介されています。
３音程あるので歌い易いですし、こぶしも簡単に回せます。メロディーも覚え易いです。
我が家の周五郎も一回聴いただけで歌い気満々です（笑）
カラオケ好きの方はぜひ一度喉にかけてみてください。
