TOMOが帰宅して
僕の家の前に小さい猫が捨てられているみたいやけど・・・
どうしたら?って
えっ?
何?捨て猫?どこに?と
とりあえず段ボール箱にバスタオルを敷いてはせ参じると
あらあ~まだ赤ちゃんじゃないの!
おまけに毛は濡れているし、震えてるみたい・・・・
鳴く声も小さくて瀕死状態でした。
せめて最期を看取ってあげようと
塗れた毛を拭きドライヤーで乾かしてから
段ボールに入れてボイラー室へ・・・
仕事がら動物を飼えないので
用意できるものはありません。
仕方ないので牛乳をお湯で薄めて置いてみた。
飲めるわけ無いよね~と思いながら・・・・
明日はもう逝ってしまってるな~と
捨てた人に怒りを覚えながら
眠れない夜を過ごしました。
翌日
ボイラー室から猫の鳴き声
あ、まだ生きてる!と嬉しくなったけど
飼ってやれないので
まずは役場の住民課に電話
役場では引き取れないとのこと
それでも保健所にきいてくれた。
保健所に電話したら、元の状態でもとの場所に置くように
との指導?
えっ?
そんなことしたら車にひかれるか
野生の猪やきつねなどにやられてしまうかも知れないじゃないですか!
とオーナーが食い下がりましたが
保護した人の責任ですと・・・・
あまりの言葉に驚きながらスマホをググると
遺失物として警察に連絡することとありました。
早速地元警察に電話したら、こちらも保健所と同じような答え・・・
それでも困ったですね=と言いながら警察の中でも相談したり
保健所にも問い合わせてくれたらしい・・・
結局は保護した人の責任とか・・・・
仕方がないので愛猫家の友人に電話
どうしたらいいか聞いてみました。
まずは温めて!
はい。
それから牛乳はあかんよ、水は置いとかんとあかんよって
さすがに詳しい
早速ペットボトルにお湯を入れてバスタオルで蒔いて
おいてやりました。水もね!
ぼけちゃいましたが、箱の中が暖かです。
夜ボイラー室に様子を見に行くと
何と!少しも動かなかったはずなのに
ペットボトルの上に前足をかけて
まるで母ネコに甘えているようにないていました。
あ、元気になるかな?
元気になったら保護する団体に連絡して里親を探してもらおう!
と思っていました。
翌日、元気になるかも知れない!の微かな希望で
動物病院へ連れていくことにしました。
愛猫家の友人も心配してくれていました。
早速電話して訳を話し診ていただくことに
先生と看護師さんが診るなり
あ~~~目は開いてないね。
病気だね。
のみやダニがいっぱいいるから注意してください。
う~~~ん、生後1か月くらいか・・・・
ミルクやっても飲めないな~
と、それでも目に薬とのみダニよけの薬を付けてくださいました。
あ、何か分からないけど、たぶん元気の出る注射も?
赤ちゃん猫にしては大きな注射だったな~
オーナーがこのままだとどのくらい生きれるか?と先生にお尋ねしたら
う~~~ん、まあ3日くらいかな
看護師さんが
ここまでしてもらったのだから感謝しなさいよ~って
赤ちゃん猫に言ってくれました。
ちょっと慰められた気がして
この猫の命の最期を看取ってあげることしかできないけど
そうしてあげようねと。。。。
家に帰ってからペットボトルのお湯を入れ替えて
その時を覚悟しましたね~
オーナー、かあさん、それぞれの仕事をこなして帰宅し
赤ちゃん猫の命を確認し、
あ、ないてるとほっとしていました。
夜になってTOMOも仕事から帰りボイラー室を覗いて
あ、まだないてると命を確認したそうです。
それから間もなくオーナーが見に行ったら
亡くなっていました。
体からいっぱいのノミが出てきていました。
明日の朝埋めてやろうと思いましたが
お遅くなってからでしたがオーナーとTOMO
そしてかあさんの3人で埋めてやり
短かった命を思い天国に行ってよ~って祈りました。
たった3日間の出会いでしたが
いろいろな思いが交錯した3日間でした。
その日はお天気でした。