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プラスチックごみ対策を中央環境審議会に諮問(プラスチック資源循環戦略小委員会設置)、来年3月までに意見を求める

2018年07月13日 20時47分18秒 | ごみ全般/環境政策

共同通信「プラごみ対策、中環審に諮問 来年3月までに意見」によると、中川雅治環境相は13日、プラスチックごみ対策を中央環境審議会に諮問したという。来年3月までに中環審の意見を求め、具体策や数値目標を盛り込んだ「プラスチック資源循環戦略」を取りまとめる方針と、、

G7では、海洋プラスチック憲章に日本と米国は署名しなかったというのに、
G20では「海洋汚染問題を解決するため、世界のプラスチックごみ対策をリードしていきたい」と、、

【資料1】プラスチック資源循環戦略について(諮問・付議).pdf
(抜粋)
 第4次循環型社会形成推進基本計画(平成30年6月19日閣議決定)を踏まえ、かつ、「海洋プラスチック憲章」に掲げられた事項や数値目標も含め、プラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略(以下「プラスチック資源循環戦略」という。)の在り方について、平成30年度中に貴審議会の意見を求める。

(諮問理由)
 第4次循環型社会形成推進基本計画(平成30年6月19日閣議決定)においては、資源・廃棄物制約、海洋ごみ対策、地球温暖化対策等の幅広い課題に対応しながら、中国等による廃棄物の禁輸措置に対応した国内資源循環体制を構築しつつ、持続可能な社会を実現し、次世代に豊かな環境を引き継いでいくため、再生不可能な資源への依存度を減らし、再生可能資源に置き換えるとともに、経済性及び技術的可能性を考慮しつつ、使用された資源を徹底的に回収し、何度も循環利用することを旨として、プラスチック資源循環戦略を策定することとされている。
 また、平成31年6月に我が国で開催予定のG20に向けて、海洋プラスチック問題解決のため、世界のプラスチック対策をリードしていくことが重要である。
 このため、プラスチック資源循環戦略の在り方について、平成30年度中に貴審議会の意見を求めるものである。


環境省 平成30年7月10日

中央環境審議会循環型社会部会(第28回)の開催について
中央環境審議会循環型社会部会(第28回)を以下のとおり開催しますのでお知らせいたします。なお、審議は公開で行われます。
1.日時 平成30年7月18日(水) 10:00~12:00
2.場所 大手町サンスカイルーム E室
    (東京都千代田区大手町2丁目6番1号 朝日生命大手町ビル24階)
3.議題(予定) 
(1)プラスチック資源循環戦略小委員会の設置について
(2)その他
4. 傍聴の手続

詳細は~

7月18日(水)開催予定の資料がすでに公開されている~
最近はペーパレス対応で、省庁の委員会も事前インターネット上公開、必要な人は自前でプリントアウトせよというものもあり~

資料一覧
議事次第    【議事次第】第28回循環部会.pdf
資料1     【資料1】プラスチック資源循環戦略について(諮問・付議).pdf
資料2     【資料2】中央環境審議会循環型社会部会の小委員会の設置について(案).pdf
資料3     【資料3】海洋プラスチック問題について.pdf
参考資料1-1 【参考資料1-1】太陽光発電設備のリユース・リサイクル・適正処分及び導入に当たっての環境配慮の推進について(概要).pdf
参考資料1-2 【参考資料1-2】太陽光発電設備のリユース・リサイクル・適正処分及び導入に当たっての環境配慮の推進について(本文).pdf
参考資料2   【参考資料2】バーゼル法の政省令の改正事項について.pdf
参考資料3   【参考資料3】中央環境審議会 循環型社会部会 委員名簿.pdf

 

日本が、世界のプラスチックごみ対策をリード???
国連環境計画の報告書で、「使い捨てプラスチック製品の廃棄量(14年)」は中国が最多だが、人口1人当たりの廃棄量は米国、次いで日本、欧州連合(EU)が多い」となっていたが、、

「プラスチック資源循環戦略」、「諮問」をみてみても、名は体を表す、資源の循環、さらなるリサイクルの推進止まりか
 中国等による廃棄物の禁輸措置に対応した国内資源循環体制を構築しつつ、持続可能な社会を実現し、次世代に豊かな環境を引き継いでいくため、再生不可能な資源への依存度を減らし、再生可能資源に置き換えるとともに、経済性及び技術的可能性を考慮しつつ、使用された資源を徹底的に回収し、何度も循環利用することを旨として、プラスチック資源循環戦略を策定する。

使用量削減や効率的な再利用、環境に優しい新素材の普及策についてなんだろう、、、

なにしろ、日本は、プラスチックレジ袋すら何ら規制もできていないし、事業者任せの自主規制、削減目標なんだから、、

使用量の削減も、ペットボトルのように、素材の肉厚やラベルは極薄になって1本あたりの使用量の削減とはなっているが、、、それで生産量が増大では元も子もないが、、、、

なにしろ、業界も、環境省も、日本の使い捨てボトルなどの回収量やリサイクル率は優れているとの自負がある。また、日本の使い捨てプラスチックの多くは焼却処理をしているので、海ごみとも縁がないと思っているのだろう。従って、欧米のような危機感は持っていないのだろう、、

世界各国で、使い捨てプラスチックのデポジット、課税、禁止と、諸々の規制が進む中、、、

関連(本ブログ)
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