東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

政府「循環型社会形成推進基本計画」を閣議決定 「プラ資源循環戦略」策定へ、中川環境相「海洋プラスチック対策でリーダーシップを発揮したい」と、、、

2018年06月19日 19時16分45秒 | ごみ全般/環境政策

6月19日第四次循環型社会形成推進基本計画」が閣議決定した。

毎日新聞「海洋ごみ対策「プラ資源循環戦略」策定へ」によると、「微細なマイクロプラスチックなどの海洋ごみ対策を強化するため、使い捨て製品の削減などを柱とする「プラスチック資源循環戦略」を新たに策定する。中川雅治環境相は来年6月に大阪で開催する主要20カ国・地域(G20)首脳会議までに戦略をまとめる方針を示し「海洋プラスチック対策でリーダーシップを発揮したい」と強調した。 」ということである、、、

なにか笑ってしまう、、、
G7で、海洋プラスチック憲章に日本はアメリカに追随して署名しなかったのに、、、
G20では、「海洋プラスチック対策でリーダーシップを発揮したい」とは、、、
オメデタイトイウカ、イノナカノカワズトイウカ、ハダカノオウサマナノカ
恥ずかしい環境大臣、、、、


環境省 
第四次循環型社会形成推進基本計画 [PDF 2.0 MB]

プラスチックの部分のみ抜粋 ↓ ↓

2 循環型社会形成に向けた取組の中長期的な方向性
 2.3.ライフサイクル全体での徹底的な資源循環
 2.3.1.プラスチック
 プラスチックについては、マイバッグの徹底やワンウェイの容器包装の削減等により排出抑制が最大限図られるとともに、リユースカップ等のリユースも推進されている。使用済みのものについてはポイ捨て・不法投棄により美観を損ねたり、海洋等に流出してマイクロプラスチック10化したりするなど環境に悪影響を与えることなく適正に排出され、質の高い再生利用が行われるとともに、再生材は市場での需要が多く高く売却され、繰り返し循環利用がされている。
 また、焼却せざるを得ないプラスチックをはじめとして、バイオマス由来のプラスチック34の使用が進み、焼却される場合も確実に熱回収されている。さらに、農業用シート、食品廃棄物の収集袋など、分解が望ましい用途については、生分解性のプラスチック35が使用されている。
 こうした取組を通じて、プラスチックの3Rとともに温室効果ガスの排出削減、化石資源への依存度低減、海洋環境等への影響低減等が図られるとともに、資源循環産
業等が活性化されている。    

5国の取組
5.3. ライフサイクル全体での徹底的な資源循環
5.3.1.プラスチック
○ 資源・廃棄物制約、海洋ごみ対策、地球温暖化対策等の幅広い課題に対応しながら、中国等による廃棄物の禁輸措置に対応した国内資源循環体制を構築しつつ、持続可能な社会を実現し、次世代に豊かな環境を引き継いでいくため、再生不可能な資源への依存度を減らし、再生可能資源に置き換えるとともに、経済性及び技術的可能性を考慮しつつ、使用された資源を徹底的に回収し、何度も循環利用することを旨として、プラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略(「プラスチ
ック資源循環戦略」)を策定し、これに基づく施策を進めていく。
○ 具体的には、①使い捨て容器包装等のリデュース等、環境負荷の低減に資するプラスチック使用の削減、②未利用プラスチックをはじめとする使用済プラスチック
資源の徹底的かつ効果的・効率的な回収・再生利用、③バイオプラスチック44の実用性向上と化石燃料由来プラスチックとの代替促進等を総合的に推進する。

注釈
10:マイクロプラスチック:微細なプラスチックごみ(5mm以下)のこと。含有/吸着する化学物質が食物連鎖中に取り込まれ、生態系に及ぼす影響が懸念されている。
34:バイオマス由来のプラスチック:原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチック素材。
35:生分解性のプラスチック:プラスチックとしての機能や物性に加えて、ある一定の条件の下で自然界に豊富に存在する微生物などの働きによって分解し、最終的には二酸化炭素と水にまで変化する性質を持つプラスチック。
44:バイオプラスチック:バイオマス由来のプラスチックと生分解性のプラスチックの総称。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 第四次循環型社会形成推進基... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ごみ全般/環境政策」カテゴリの最新記事