私、希少がんP-net患者です

1996年に膵臓手術時は病名も不明。
膵内分泌腫瘍は10万人に一人の希少がん。
通称名 P-net(ピーネット)

自分に合ったやり方を‼

2017年07月10日 | 日記
浦島タロコです(笑)

すみません、前回の更新からずいぶん経ってしまいました💦
毎日真夏の暑さで 天災で被害を受けた方も多くいらっしゃることに心を痛めております。

糖質制限について書かせていただいていますが
私自身、自分の体調を良くしたくて始めたことですが
なかなかコントロールの難しさに苦慮していることも事実です。

糖質制限を始めようと思ってる方や、始めたけれど少し体調不安だという方もいらっしゃると思います。
私もその一人です。

私の場合について少し書かせていただきますね

私は1996年に膵臓の手術を受け、膵臓尾部三分の一と脾臓と胆のうを取りました。
その後、肝臓に何度も腫瘍が再発したので手術や塞栓術を受け、化学療法もやりました。
肝臓は機能的には問題ないものの疲弊していることが考えられます。
また、甲状腺も右葉は摘出済み、機能は問題ありません。
それで、膵臓からインスリンがどの程度出ているかのC-ペプチドの値が1.5 
これは低下型だと思われます。

このような状態の私に起きた不調。
動悸、頻脈、脱力感、めまい、無気力、だるい。
文字で書いてしまうとたいしたことないような感じですが
救急車を呼ぶべきか何度か考えました。
考えながら今の不調をどうすれば改善できるのか必死で探りました。

糖質制限してすぐに狭心症の疑いで緊急に心臓カテーテル検査をし
循環器に異常はなく、血液が酸性に偏っていることがその時の不調の原因であることが判った。
これについては前にも書いたので飛ばしますね。

前に狭心症に似た症状を体験していることがトラウマのようになっているため
少し似たような症状が出ると怖くなります。

最近もあったんです。
きっとまたアシドーシスになってるんじゃないか?と思うようなことが。
それでその対策をいろいろな人に聞いたり調べたり…

予防的に普段から使えそうなのが【重曹】
炭酸水素ナトリウムというのが薬品名でお医者様で処方していただく方が良いとは思いますが
重曹は同じ成分のものなので私はたまたま家にありましたので
それを飲み始めました。

飲み方は飲用水に混ぜるのです。
最初は少しづつ、少し増やしながら様子を見て
今は2リットルのペットボトルに小さじ一杯入れて撹拌しています。
酸性になるのを予防する働きもありますが、疲労回復にも一役買うと感じます。

それと夏場は汗をかいて体のミネラル分が流れ出てしまうので
2リットルのペットボトルに天然塩を3つまみほど一緒に入れています。
これがミネラル補給になるんです。

市販のスポーツドリンクには甘みがついていますが
自作でこれを作っておけば甘みのない体によい飲用水ができます。
水分は毎日2リットル以上摂っています。


あと、タンパク質を一杯食べることに満足感を持っていたのですが
人には糖質を摂らなくなればタンパク質を体内で糖化する機能が備わっていて
それが夕飯時にたくさんお肉などのタンパク質を摂ると
寝ている間に糖が新生されてしまう、という症状があるんです。
寝る前と朝起きた時の血糖値の差が50~60の上がることが多くとても悩みました。

そして私の場合はその糖新生しているときに足が攣ったり、頻尿になったりしました。
そのため、まとめて長く寝られない日が続きましたし、
朝起きてからも不調がありました。
動悸や頻脈です。

この対処は夜の食事のタンパク質量を減らし、代わりに脂質を増やすことで改善できることが判りました。
糖質制限を治療に取り入れられられている先生に相談もし分かった事です。

単純に糖質を減らしお肉や魚でお腹いっぱいにするという方法で誰もが健康でいられる、というのは違ったのです。

私は、糖質制限食の分野はまだ開発途上だと思っています。
医療側でも糖質が健康上良くない働きを持つことを認める動きも出始めていますが
その前にダイエットなどの一大ブーム的な騒ぎでぱっと飛びつき始めてしまった人が多いのが気がかりです。

女性の鉄欠乏も、インスリン分泌機能による不調も始めてすぐには現れません。
糖質を抜いてみたらとても快調になっていたのが、ある日なんとなくだるくなったり
急に疲れがひどくなったりしている人がいるのでは?と思ってしまいます。

糖質制限を治療に取り入れている先生方は多いけれども
充分に学ばれ、対処法などを良くご存じの先生に診ていただけるようにすることが肝心だと思います。

私は市内でも糖質制限医の通院先がありますが、不調の原因を探るためにちょっと遠くの先生を受診しました。
その先生との出会い、不安な時に電話で相談させていただいた先生もいらっしゃいます。
自分一人ではあの不調を乗り越えられたかどうかわかりません。

今の私もまだ回復したとは言い難い状態ですが、動悸や頻脈は感じなくなりました。
夜、タンパク質量を減らしたことが合っていたと思います。

また、長年インスリンを使っていたことに寄る高インスリン状態から体中の血管に負担があったことを考え
それに対処する薬も飲んでいます。
血量が悪いと常々感じていたのが大げさではなかったんだと、
それを指摘してくれた先生にも感謝したいです。


つまり、糖質制限をすればずべてオッケー。ではなく
糖質制限しながら自分の体を見つめなおし、不調の原因を探りながら自分なりのやり方を見つける。

これがとても大事なのです。

たまに宣伝文句のように 糖質制限でがんが消えるとかいう文章を目にすることがありますが
そんなに簡単な話ではないと思います。
糖質制限を始めていろいろ探りながら、ビタミンやミネラル補給もして、がんが住みずらい体作りをする。

これが私の目標なのです。