私、希少がんP-net患者です

1996年に膵臓手術時は病名も不明。
膵内分泌腫瘍は10万人に一人の希少がん。
通称名 P-net(ピーネット)

病気の芽

2013年03月03日 | 日記
内分泌腫瘍の原因って解明される日が来るのでしょうか?
原因がはっきりすれば対策も打てるでしょうけれど今の状況では・・・
とは言ってもたくさんの病気が原因不明であるわけですから
そんなに簡単には解明されないのでしょうね~
で、ココに私の個人的な昔話を書いておこうと思います。

私は昭和37年に生まれました。
当時、「赤ちゃんコンテスト」というものがあったのですがご存知ですか?
私が生まれた時の体重は3600gとむっちりどっしりした赤ちゃんだったのですが
コンテストではもっと大きく生まれた赤ちゃんがたくさん参加していて
ハイハイ競争とかミルクのみ競争などで赤ちゃんの一番を決めたそうです。
私は当然赤ちゃんでしたので詳しくは覚えていませんが・・・

それで私の両親はコンテストで優勝させたくて
日頃、私の飲むミルクに栄養剤を混ぜていたそうです。
栄養剤ってどんなもの?と思いますよね
大人用の錠剤の滋養強壮剤を包丁で細かく刻んで粉ミルクに混ぜたというのです。

昔の粉ミルクは確かに今ほど栄養が充分ではなかったようですが
その程度については私にもわかりません。
ただ両親は身体の成長に良いはずだと信じてそうしていたのでしょう。
どのくらいの期間そのミルクを飲んでいたのかもはっきり聞いたわけではないのですが
消化吸収が不完全な赤ちゃんの時期に大人用の物を与えたことは良くなかったのではないか?と思っています。

そのせいかどうかはわかりませんが
小さい頃の私は食事をしたあと歩くと右脇腹が差し込むように痛くて歩けなくなる事が度々ありました。
体格は大きいほうなのに持久力はなくて友達よりも疲れやすいという自覚もありました。
学校の朝礼などでは貧血を起こしぶっ倒れることが多かったと覚えています。
いずれにせよ日常生活には困るほどのことはなく成長したので特に病院へ行って検査したこともありません。

膵臓に拳骨サイズの腫瘍が見つかったとき、担当医から
「最近できたとは考えにくい。もしかしたら赤ちゃんの頃から腫瘍の芽のようなものがあって育ったとも考えられる」と
言われました。
それがなぜ膵臓だったかについても「一番弱い部分だったのかもしれない」と・・・
その腫瘍の芽のようなものにストレスやマイナス思考、疲れや環境などの悪い条件が重なってしまったのかもしれません。

几帳面とか責任感が強いとかの性格にもいつのまにか無理している部分がストレスになっていたのかもしれない・・・
今では本格的にズボラでぐうたらな生活をしていますが以前はけっこうきちんとさんで(笑)
仕事も好きで残業も苦ではなく、足りない時間をうまくやりくりして日々過ごすような事が当たり前でした。

最近の私の暮らしぶりとはかなり違ったなぁ~
なんて思い出しながら書いてみました。(なんだかまとまり無い文章でほんとすいません)