Ｓ牧場のヨーグルト

茨城県のＳ牧場は、週に４日、牧場製ヨーグルトをつくり、生協や農産物直売所を通して販売しています。

そのきっかけは「堆肥」。長い試行錯誤のうえに良い堆肥がつくれるようになり、土・草・牛のサイクルがうまく回るようになってから、美味しい生乳でつくった自家用ヨーグルトが評判を呼ぶようになったもの。

思い切ってヨーグルト工房をつくったＳさん夫妻。堆肥を通して、消費者や有機野菜農家などとのコミュニケーションの輪、つながりが広がった、といいます。シンプルな容器や牧場ロゴマークも、こうした仲間のデザインです。

牧場は工業団地に隣接して、ごく普通の牛舎。知らずに訪れた人は、誰もが、ここでこんなに豊かな酪農経営が展開されているとは！と思うでしょうね。

こうした経営に触れられ、紹介できるのも当支局の喜びです。Ｓ牧場の経営の一端は、近刊のデーリィジャパン誌12月号でご紹介しました。