千葉県南端の地域。道路沿いに、今は使われなくなった集乳所が点在しています(中には現役のところもあります)。
かつてはどこの家でも乳牛を飼い、搾った生乳は井戸や川で冷やして毎日、集乳所に運んでいました。ここが乳代精算の場であり、情報交換の場、牛飼い同士の結束の場でもあったといいます。
その後、乳質衛生基準の向上と規模拡大に伴ない、各戸にユニットクーラーやバルククーラーが導入されるようになるとともに、集乳所はその役目を終え、同時に集落から牛飼いが減っていきました。
そんな集乳所の跡を見るたびに、往時の酪農にかけた地域の方々の思い、意気込みを偲ばずにはいられません。
山間の集落を回りながら、今の酪農は、そうした歴史の積み重ねの上に成り立っているのだな、と改めて感じました。
かつてはどこの家でも乳牛を飼い、搾った生乳は井戸や川で冷やして毎日、集乳所に運んでいました。ここが乳代精算の場であり、情報交換の場、牛飼い同士の結束の場でもあったといいます。
その後、乳質衛生基準の向上と規模拡大に伴ない、各戸にユニットクーラーやバルククーラーが導入されるようになるとともに、集乳所はその役目を終え、同時に集落から牛飼いが減っていきました。
そんな集乳所の跡を見るたびに、往時の酪農にかけた地域の方々の思い、意気込みを偲ばずにはいられません。
山間の集落を回りながら、今の酪農は、そうした歴史の積み重ねの上に成り立っているのだな、と改めて感じました。