多様な経営スタイル

11月２日、東京で「全国優良畜産経営管理技術発表会（主催：中央畜産会など）」が開かれ、酪農：４牧場、肉用牛：３牧場、養豚：４農業、養鶏：１農場が発表を行ないました。

酪農の４つの牧場のキーワードは、「放牧とゆとり」（北海道）、「持続的酪農と６次産業化＝アイスクリーム」（岩手）、「楽で自由で面白い経営」（長野）、「量よりも質：ＰＢ牛乳」（広島）と、多様な経営スタイル。

長野県で８０頭の搾乳を続けるＴさんの牧場には、ずっと以前におじゃましたことがあり、また肉用牛や養鶏などの経営からも、いくつかのヒントを得ることができました。

ある養鶏農場では、市場出荷型経営からの脱皮をめざし、定価商品の開発を進め、総売上高の約８％をビタミン強化などの特殊卵が占めるまでになりました。その間、４品種８ブランドの卵を市場導入しています。

それぞれの経営には、それぞれの主張が込められていることを実感するとともに、ある牧場主（和牛繁殖）の、

　誰のために、
　何を持続させたいのか？
　今できることは何なのか？

という言葉が印象的でした。