Dairy Japan 関東支局

デーリィジャパン関東支局です。関東や長野、山梨、新潟、静岡などを歩く中からトピックスをお届けしました。

F1肥育

2006年01月23日 | Weblog
 搾乳+F1肥育の経営を続ける群馬県のKさん。最近は、F1肥育部門の充実に注力しています。

 いろいろな人から、和牛の受精卵移植も勧められていますが、①F1のほうが子牛の死亡リスクが少ないこと、②税法上の特例措置が得られやすいこと、などから踏み切れないと言います。

 とりわけ②の、市場での肉用牛の販売価格が1頭当たり100万円未満なら、所得税などや地方税が免税になる特例措置(平成20~21年まで)は魅力的。F1なら、どんなに高くても100万円には届かないからです。

 高値の付く和牛のほうが華々しいかもしれませんが、経営をトータルに見ながら、酪農家としてリスクの少ない、固い選択をするKさんのやり方もさわやかに感じました。

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