Dairy Japan 関東支局

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フリーバーン+キャリロボ搾乳

2007年03月16日 | Weblog
栃木県のFさん(51歳)は昨年4月、牛舎を増改築し、フリーバーンの搾乳牛舎をつくりました。搾乳は牛を飼槽側のスタンチョンにロックしたまま、搾乳ユニット自動搬送装置(キャリロボ)で搾ります。

「フリーバーンにしてから牛のストレスが少なくなったせいか、発情が良く分かるようになった。毎日、搾乳のときに牛を待機場に追い込む必要もないし、予想していた以上に楽。乳質もグッと良くなった」と言います。

Fさんは、乳肉と稲作+稲作の請負耕作という経営。当初は肉牛肥育を止め、40頭搾乳のフリーバーンを考えていましたが、結局、増頭しないで今の規模のまま。

生乳の需給情勢、労力の配分、家族構成や自分の年齢などを考えて、朝晩の搾乳作業の軽減、牛群のカウコンフォート向上を目的に、こうした方式にしました。

畜舎の増改築で一番考えたのは、ローダーで除糞するときの作業動線。28頭用の連動スタンチョンは搾乳時に人が牛の間に入るため、2頭ずつ広い間隔になるように特注。

「前の牛舎は築30年以上、搾乳機器もあちこち傷んでいたし・・やっぱり安心して管理できることは大切ですよね」とご夫妻。

なお、古い繋ぎ飼養の搾乳牛舎は、乾乳&育成牛房、肥育牛舎に改造しました。



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