チビRIKAKOの…素敵な思い付き♪

私の右手の甲側
パッと見は、シワの様にも見えるので、目立ちはしないものの…
人さし指に、大きな傷がある

アレは…
小学校に入るか…どうか…
幼い頃
近所に、とても、仲良しの友人が居て…
学校行く時も、帰ってからも
いつも、一緒♪

彼女の家と、私の家と
直線距離で、とても近いのに
ぐるっと、回らないと行けない

そこで、チビRIKAKOは考えた！
それぞれの庭から、穴を掘って
地下道を作ろう！！

まず、1ｍ程、真下に掘り
その後、お互いの家の方に向かって、真横に真直ぐ掘り進み
中間地点で、合流！
無事、開通♪

なんて、素敵な案なんでしょう♪

さっそく、木の根元から
真下へ掘る
掘り始めて直ぐに、木の根に当たり、父の作業工具が入った
倉庫から、カマを持ち出し
木の根を切りながら、掘ろうとしていたら…

なぜに、右利きの私が
右指なのか、全く記憶はないものの…
グサッと…スパッと！やってしまった
( ；∀；)

痛いより、驚き！
と、母が見たら…どーしよう…
父に何て言おう…
そんな事を考えながらも、
血はドンドン出てくる…
とりあえず、服の裾で指を巻き
止血


そんな時…
母が、
「RIKAKO！ピアノの先生がお見えになったわよー」

あぁーー
今日はピアノのレッスンの日

これは、更に困った(ーー゛)
このままでは、出るに出れない
けど、自力でなんとか出来る範疇を超えている…

はーーーい！

返事はしたものの
なかなか、ピアノ部屋に行かない私を、母が呼びに来た！

真っ赤な血に染まる服の裾…

一体、何したのーーー！
見せてごらん！！！！！

パックリ割れた傷口から
血が滲み出てくる

その瞬間

「ぎゃーーーーー！！！」

ほら…だから、見せたくなかったんだよね…
(-∧-；)トホホ…

その叫び声を聞いて
今度は、ピアノの先生が走ってきた…

「キャーーーー！！！！！」



当然、ピアノのレッスンはお休み
病院で、手当してもらい
両親には、こっ酷く叱られ
友達に、泣く泣く
地下通路計画の、中止を告げた


彼が、私の指を撫でながら
ん？傷が有るね…？！


からの、思い出話