としちゃん&VTR250

のんびり、ドキドキ、ブランク10年のリターンライダーの日記

呉&耶馬溪&山陰旅行 2001年 No.2/3 耶馬溪

2018-10-25 18:00:00 | 旅行
7月01日 日曜日 広島は雨、山口は曇り、九州は晴れ

 呉市を出発し、山陽道を使い、関門橋を渡って九州へ渡る。広島までは降っていた雨も上がり晴れて暑くなる。

今日の目的地は大分県の耶馬溪である。これは小学生の時に読んだ菊地寛の「恩讐の彼方に」という小説(実話を元に書かれたもの)の舞台になった所である。
禅海和尚が30年の歳月をかけて掘った青の洞門を見ると、その心の強さに感動する。

 ここでは、他には道の駅「耶馬トピア」、耶馬溪橋(オランダ橋)、深耶馬溪の一目八景、裏耶馬溪、羅漢寺橋を見る。

非常に暑い日で、立っているだけで汗が流れ落ちる。宿では2リットル位の水分を取ることになる。

 耶馬トピアでは、蕎麦風味そうめんを食べる。麺は薄い灰色で太さはそうめん位だ。そうめんも美味しいが、付いて来た塩おにぎりがとても美味しくて(ただ塩味だけなのだが)その大きめのおにぎりを二つとも全部食べる。やっぱり旅行ダイエットは無理そうだ。

オランダ橋も羅漢寺橋も車が通れる石橋で(但し、幅は車1台分しかない)誰も来ていないので車で通ってみる。羅漢寺橋は小さくて、石と石との間には沢山の草が伸びている。

 羅漢寺に行くと、リフトの時間がゆっくり見学するとぎりぎりかなあという所だったので、また明日来ることにする。「リフトは8時半から動くよ。」と教えて貰う。

 今日の宿「山国屋」はとても古い建物だ。旅館でもあり、ユースホステルでもある。
私はユースホステルとして泊まったのだが、女性の宿泊客は私ひとりなので、ひとりでのんびりする。

2階のその部屋からは、庭石の上で子猫が母猫のおっぱいを吸っているのが見えて「なんて可愛いんだろう♪」と写真を撮る。

ただ、夜にその部屋でムカデを見つけた時にはびっくり。建て直す前の実家にはよくムカデが出ていたのだが、最近では全然見なくなっていたから。

要らない大きめの紙の上に本を乗せてムカデの上から落として一応謝っておく。
ムカデは1匹見つけると、必ずもう1匹居ると言われるが「もう居ないことにしよう。」と心に言い聞かせて寝ることにする。

7月02日 月曜日 晴れ

今日は母の64歳と港町小学校の122歳の誕生日。おめでとうございます♪

 朝起きてムカデの上に乗せた本を取って恐る恐る見てみると、なんとまだムカデが弱々しいながらも少し動いている。これにはかなり驚く。紙でそっとすくって、2階の屋根の上に落とした。宿の人にはムカデが出たことを言わなかった。古い建物だから、言ってもどうしようもないだろうと思ったから。

 まず羅漢寺に行く。シーズンオフで観光客は殆ど居ない。リフトの運行開始は実は9時だったのだが、私ひとりのために動かしてくれて、私が下りたら、またリフトは止められた。

寺はリフトの途中駅に在り、自然の作った崖を利用して建てられた寺の景色は圧巻である。
山頂駅には展望台が作られていて遠くには阿蘇山も見える。
しかし兎に角暑い。この時期は湿度が高いため8月より暑いそうだ。

リフト乗り場にある「禅海堂」には青の洞門を掘るのに実際に使われたノミと鎚が有るのだが、管理しているお婆さんは時々休むそうで、今日もお休みだったのをリフト乗り場で働く女の子に呼んで貰って開けて貰うことが出来た。こちらの人は皆親切である。

禅海堂は禅海和尚のお墓である。(お墓を建物で被ってある感じ。)ノミと鎚は2種類有るが、どちらも鉄製で大きい方は非常に重そうである。私なら5分も作業をしたら疲れてしまうだろう。

 午後は関門橋を渡る前に門司港で観光をする。展望ビルから見る関門橋と下関(巌流島も見える)の景色は見る人を喜ばせてくれる。

それから、ここにある「オルゴール館」にはオーケストラの様なオルゴールなど私は初めて見るタイプのものが沢山有る。ダービーという競馬ゲーム付きのオルゴール(アメリカ製)も楽しい。

 来た時と同じ道路だが、通る方向が違うと景色も随分違っている。来る時には見えなかった橋の様子や火の山がよく見える。

宇部市まで山陽道が出来ていて宇部市にはとても早く到着する。一旦空港に入って、前の便に変更出来るかどうか聞いてみたら、バーゲンチケットは変更出来ないとのことなので、時間潰しに市内の空港のすぐ近くにある「ときわ公園」に行くことにする。

 ここには野生だがとても人懐っこい白鳥やペリカンが居る。
テレビでも有名になったカッタ君も遊んでいる。最初の何羽かをカルカッタから貰った所から「カッタ」という名前が付けられたそうだ。遊びたがって近づいて来るらしいのだが、目の前に歩いて来られると大きいのでペリカンは怖かった。

園内の石炭歴史館(無料)は閉まる寸前だったのだが、係りのおじさんが親切に入れてくれて見学することが出来る。またここには展望塔が有り、公園や海や宇部の街の景色を見ることが出来て幸運だった。

公園のベンチに腰掛けてジュースを飲んでいたら、ここの管理をしているおじさんと、横浜に長く住んでいたというおじさんとおしゃべりをすることになる。
そして この人たちからさっきのカルカッタの話など色々と教えて貰う。
ときわ公園でも夜になると花火をする若者が来るそうで、鳥たちが驚いて困ると嘆いておられた。

 空港へ戻る前にガソリンを満タンにしようとするが、聞いていたガソリンスタンドが見つからない。レンタカーの窓口に電話で場所を確認すると「空港から信号2つ目で、とても近い。」と言われる。信号の数で分かったが、空港からは1キロ以上離れていて、私の感覚ではちょっと遠かった。

山口宇部空港のレストランで、お寿司と冷やしうどんの入ったセットに蛸わさびをつけて冷酒を飲んで機上の人となる。

 羽田空港から横浜駅までのバスでは左側の最前列になり、湾岸線からの夜景を楽しむ。
25分で横浜に到着し、駅からまたバスで帰る。高速バスでは起きていたが、路線バスではお酒のせいかうとうとしてしまう。

帰宅して思ったこと、それは「ああ、次は山陰の旅行だなあ。」
但し、火曜日、水曜日の2日間、ヤマハの仕事をちゃんとしてから。

7月03日 火曜日 晴れ
 旅行と旅行の間の仕事をする日。午前中には洗濯をする。明日も通常通りの仕事をする日だ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿