東日本大震災、福島第一原発事故から7年目の福島を訪ねました。

福島駅そばの「除染情報プラザ」からスタートです。
ここは除染や放射線に関する最新情報を伝える拠点、

放射線の測定を、実際の機器を使って体験できるコーナー、
この場所は0.05μ㏜/h(マイクロシーベルト)でした。

除染作業の様子伝える模型、

除染や放射線に関する疑問をわかりやすく解説した、まんが「なすびのギモン」

放射能について勉強不足を反省させれれるコーナーでした。
川俣町から飯館村へと車を走らせました。
緑の山々がきれいな村、でも悲しい光景です。
目につくのは、黒く大きい土のうの山、袋を覆うシート。

除染により取りのぞいた除去物を積みあげた仮置き場がいたるところにあるのです。
飯館村の仮置き場は96か所、約233万個の袋のうち
焼却場や中間貯蔵施設へ移された袋は5%に過ぎないのです。(除染情報プラザ資料より)
民家や田畑はきれいに除染されていますが、隣接する山林はまだ・・・。

「もりの駅まごころ」には
「リアルタイム線量測定システム」が設置されています。

0.421μ㏜/h(マイクロシーベルト)

福島第一原発から50キロも離れた飯館村、
水素爆発のあった3月12日、この村に避難所が設けられました。
しかし、風はこの村に悪魔を運んだのです。
情報が行き届かない怖さ、
全村避難となったのは事故から1か月以上経った4月22日でした。
報道で見る情報でしか分かりませんが
現地に入り五感を通して感じると改めて
怖さが見えてくるんでしょうね。
ご苦労様でした。
初めて被災地を訪ねました。
7年目に入り、遠い所の出来事と薄らいでいく思いを、
改めて見直す良い機会となりました。
行ってみないと解らないこと、感じないことがあります。
少しでも誰かに伝えるために、記録に残しますね。