懐かしい田舎あられ、孫や娘から追加注文が入りました。
昔ながらの素朴な味、お届けした友からも大好評なので再度作りました。
本来は1月の寒の時期に作って、寒いうちに乾かさないといけないのですが、
長く保存しないからこの季節でもなんとかなるでしょう。
お餅をついて、ポリ袋に入れて平らにのします。この厚みが「あられ」の長さになります。
実家にはひとうすの「あられ」「かき餅」のサイズ毎の枠もありますが、私は適当ミニサイズ。
3種類、各1キロ弱のもち米です。
「あおさ」25g、「ゆかり」は梅干しの中の紫蘇を刻んで50gです。
「醤油」は50gに砂糖30g、七味唐辛子を入れました。
2日程で固くなったら大きく分割。
3日目が「あられ切り」の本番、
ここから活躍するのが母の愛用した「あられ切り器」です。
父が買ったのですが、しっかりした作りの良い道具です。
スライス、7ミリ位で切っていきます。
大きい刃に取り付けた調整金具で厚みを調整します。
サクサク、気持ち良く切る為には、餅の乾燥具合も重要です。
醤油は水分が入っているので一日多く乾かしてからです。
「今夜は切ってしまわないと・・・」夜遅くまであられ切りをしていた母を思い出します。
あっという間にきれいに揃った「あられ」が切れていきます。
後は、風やお日様に当てないでじっくり乾燥です。
暖かい春は嬉しいけれど、美味しい「田舎あられ」のために少し寒い春でいて欲しい。