「クリスマスローズはもう増やさない」そう決めていたのに、
またせっせと受粉作業をしているミツバチばあちゃんです。
ここ数年株が弱って病気がち、今のうちに大好きな子たちの跡継ぎを作らなくては。
クリスマスローズは雄しべより雌しべの方が先に熟してしまう性質です。
種子親(母)にする花は、半開きの状態がベストです。
自分の花と受粉しないように雄しべをピンセットで取り除いてしまいます。
花粉親(父)となる花は、晴れた日の花粉が溢れている花を選びます。
雄しべを摘み取り、雌しべに授粉します。
他の花の花粉がつくのを防ぐため種別を記入した茶袋をかぶせておきます。
種が熟すと袋の中にこぼれ落ちるので、乾燥してしまわないうちに採種します。
花粉親は若い小さい株でも良いけれど、
種子親になる株は元気な大株や、地植えを選びます。
濁りのない白い花、ピコティが細い糸状の花、花の形が整ったものなど、
良い遺伝子が伝わるように選びましたが、うまく受粉できたかな?
手をかけすぎて失敗することが多いので、後は自然にできる種に任せましょう。
今年は新しい苗作りをして3年後の新旧交代準備に取り掛かります。
大変だけど9年前を思い出し、目標を持ってクリスマスローズと付き合うことに決めました。