○方法俳句0240・比喩(直喩)=ごとく027・三好達治01・2015-08-20(木)
○「水に入るごとくに蚊帳をくぐりけり」(『柿の花』1976)(三好達治01)
○季語(蚊帳・夏) 「みずにいるごとくにかやをくぐりけり」
【鑑賞】:今日は「蚊の日」(1897年)。そこで著名な詩人の蚊帳の句。まさしく蚊帳に入る時は「水に潜るように」入ります。お見事!!。
○三好達治(みよしたつじ)(1900~1964)
○好きな一句「街角の風を売るなり風車」(『柿の花』1976)02
季語(風車・春) 「まちかどのかぜをうるなりかざぐるま」
【Profile】:大阪府出身。詩人。東京帝大卒。「詩と詩論」に参加、堀辰雄らと「四季」を創刊。伝統詩を継承し、現代詩における純粋な叙情性を追求。詩集「測量船」、詩論集「諷詠十二月」など。 中学時より俳句をはじめ「ホトトギス」を購読。「三好達治全集」に「路上百句」が収録されている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます