●方法俳句0228・根源行動=飯を食う08・木山捷平01・2015-05-28(木)
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○「夏の雨飯食ふ程にやみにけり」『群島(合同句集)』(木山捷平01)
季語(夏の雨) 「なつのあめめしくふほどにやみにけり」(「現代俳句集成別巻一」より引用)
【鑑賞】:「飯を喰う」という日々の行為であるからこそ背景になるものが安らぎを持ってきます。それとなく見ていた縁先の雨がいつのまにか止みました。食事は静かに続けられます。
○木山捷平(きやましょうへい)(1904~1968)
○好きな一句「蛙鳴きやみ月光よ静けさよ」『同上』02
季語(蛙・夏) 「かわずなきやみげっこうのしずけさよ」(引用同上)
【Profile】:岡山県出身。作家・詩人。東洋大学文学部中退。赤松月船主宰の詩誌「朝」の同人。1933年、大鹿卓・太宰治らと同人誌「海豹」を創刊。翌年太宰治・檀和郎らの「青い花」同人となったが、間もなく保田与重郎の「日本浪漫派」と合流。『大陸の細道』で芸術選奨。
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