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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●次元俳句048・未然(時間)01・森田峠

2011-07-03 01:55:13 | 次元俳句

●次元俳句048・未然(時間)01・森田峠

 

○「早乙女の戻りて閾まだ越さず」(森田峠01)

○季語(早乙女・仲夏)

【鑑賞】:やや季節は過ぎましたが、季語は「早乙女」です。田植えを終えて農家に戻ってきた女性です。もろもろの片付け事があるのでしょうか。閾(しきい)をまだ越していません。

 

森田峠(もりたとうげ)(1924~2013)

○代表句「うしろにも眼がある教師日向ぼこ」02

○季語(日向ぼこ・三冬)

【Profile】:大阪生まれ。国学院大国文科卒。高校教師32年間。「ホトトギス」にはいり、1951年、→阿波野青畝門となり長年編集長。1986年「逆瀬川」で俳人協会賞。1990年「かつらぎ」継承主宰。2004年「葛の崖」で詩歌文学館賞。峠という俳号は→高浜虚子の命名による。


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