●五感俳句0148・聴覚043・石岡玄梅・2013-11-11(月)
○「声立る中に一つの裸虫」(石岡玄梅01)
季語(虫・秋)
「双牛舎類題句集(http://sogyusha.org/ruidai/03_autumn/mushi.html)」より引用しました。このなかの解説では「裸虫」は「人間」だという解釈です。野ではもろもろの虫がいっせいに鳴き始めています。そのなかに人間の声もまじっているのです。
○石岡玄梅(いしおかげんばい)(1631~1711)
代表句「取れずバ名もなかるらん紅葉鮒」02
季語(紅葉・秋)
生没年不詳。奈良の人。はじめ貞門に属したが貞享2年(1685)、『野ざらし紀行』の折に奈良をおとずれた→松尾芭蕉と会ったのが縁で入門。『鳥の道』の編者。
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