●特集俳句091・言葉=道10・高野素十・2012-08-24
○「まっすぐな道に出でけり秋の暮」（→高野素十03）
季語（秋の暮）
特集俳句・言葉「道」第10弾の最後を飾るのは素十の句です。「まっすぐな道出でけり」ということは、それまでは見通しのよくない、曲がったりしていた小経を歩いていたのでしょう。ようやくまっすぐに開けた道にでた作者です。家路にはまだ遠いのでしょうか。
このブログの人気記事
最新の画像［もっと見る］
-
■挿絵俳句670b「雁の夜の黒電話へと繋がりぬ」(『遠景』2024)(鎌田透次)
6時間前
-
■挿絵俳句670a「青墨の印氣の滲む十三夜」(『遠景』2024)(鎌田透次)
4日前
-
■挿絵俳句669b「木犀の花唇零れて雨多し」(『遠景』2024)(鎌田透次)
1週間前
-
■挿絵俳句669a「秋のへび蛇行の記憶置き去りに」(『遠景』2024)(鎌田透次)
2週間前
-
■挿絵俳句668b「新しき周回へ乗る秋稲星」(『遠景』2024)(鎌田透次)
3週間前
-
■挿絵俳句668a「吸飲みを如雨露代りに供花の菊」(『遠景』2024)(鎌田透次)
3週間前
-
■挿絵俳句667b「巻舌の少女の怨歌燕去る」(『遠景』2024)(鎌田透次)
3週間前
-
■挿絵俳句667a「秋分の水分りとなる乗換口」(『遠景』2024)(鎌田透次)
4週間前
-
■挿絵俳句666「秋扇彼岸の人へ誕生日」(『遠景』2024)(鎌田透次)
4週間前
-
■挿絵俳句666a「月今宵君よりひとつ齢増す」(『遠景』2024)(鎌田透次)
1ヶ月前
「特集俳句」カテゴリの最新記事
■特集俳句670「青空や目刺によごれ昼の飯」(嶋田麻紀)- ■特集俳句669「不揃いの箸の朝飯死者を置き」(稲葉直)
- ■特集俳句668「野分あとの柔かき日が朝飯に」(細見綾子)
- ■特集俳句667「朝食の西瓜が甘し思ひ出帳」(『鴨』2017)(西村麒麟)
- ■特集俳句666「名月のあたりに星を近づけず」(「ホトトギス雑詠」)(鈴鹿野風呂)
- ■特集俳句665「背負はれて名月拝す垣の外」(『木歩句集』1934)(富田木歩)
- ■特集俳句664「旅かなし銀河の裏を星流れ」(『幻日』1971)(野見山朱鳥)
- ■特集俳句663「砂山をのぼりくだりや星月夜」(『花氷』1927)(日野草城)
- ■特集俳句662「天体やゆふべ毛深きももすもも」(『君なら蝶に』1986)(折笠美秋)
- ■特集俳句661「困憊の日輪をころがしてゐる傾斜」(『天の狼』1941)(富沢赤黄男)
アクセス
トータル
ランキング
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます