●方法俳句0120・掛詞01・松永貞徳・2013-03-14
○「しをるるはなにかあんずの花の色」(松永貞徳01)
季語(あんずの花・春)
松尾芭蕉の前の時代、俳句がまだ言葉遊び的な要素が強かったころの俳句です。「暗じる」と「あんず」を掛けています。「杏の花がしおれたのは何か心配事でもあるのでしょうか」。
○松永貞徳(まつながていとく)(1571~1653)
代表句「花よりも団子やありて帰る雁」02
季語(花・春)
京都生まれ。江戸初期の俳人。細川幽斎に和歌や歌学を、里村紹巴に連歌を学ぶ。寛永期から彼の俳風は京都の庶民に受け入れられ、その勢力は全国に及んだ。門下に→北村季吟らを育て貞門俳諧の祖、俳諧三神の一と称される。
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