●次元俳句434・広い(空間)1・堀切克洋1・2019-06-02(日)
○「尺蠖の道ひろびろと使ひけり」(『尺蠖の道』2018)(堀切克洋1)
○季語(尺蠖・三夏)(→「大井恒行の日日彼是」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:字数が同じなので判断はできないが、この季語の読みは「しゃくとり」か「しゃっかく」か。意味としてはどちらでも同じだ。「尺取虫」の寸法からすると、道幅は思う存分広く使っても邪魔をするものはいない。寸法とはうらはらに広々とした句である。
●堀切克洋(ほりきりかつひろ)
○好きな一句「間引菜の籠いつぱいの軽さかな」2
○季語(間引菜・仲秋)(「俳句界201601」より引用)(第6回北斗賞準賞受賞作品『影ふたつ』150句中の1句)
【Profile】:1983年福島県出身。「銀漢」同人。→伊藤伊那男に師事。『尺蠖の道』により第8回北斗賞、第6回石田波郷新人賞奨励賞、第42回俳人協会新人賞受賞。
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