●五感俳句078・湿感03・大屋達治・05-21
○「下京や箱庭の丹を濡らす雨」(大屋達治01)
季語(箱庭・夏)
箱庭の中に小さな丹色の鳥居があります。丹色は乾いた色につやを失っていましたが、下京に雨が来てもう丹色は雨に濡れて鈍い光を持ちました。
○大屋達治(おおやたつじ)
代表句「夕立の寺にらふそく立てて帰る」02
季語(夕立・夏)
1919年、兵庫県芦屋生まれ。11歳で作句をはじめ、東京大学在学中は東大学生俳句会、東大ホトトギス会に参加。→山口青邨と→高柳重信に学ぶ。「鷹」「俳句評論」などを経て1990年→有馬朗人主宰が創刊した「天為」編集長となる。第23回俳人協会新人賞受賞。
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大屋達治掲載句
2012/09/13 03自決して拳銃埋めをり月夜(月夜・秋)〈方法・幽体離脱〉
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