●五体俳句0203・眼08・畑耕一01・2014-12-02(火)
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●「寒牡丹とほき雲より眼を移す」(畑耕一01)
季語(寒牡丹・冬) 「かんぼたんとほきくもよりめをうつす」
【鑑賞】:遠近の対比です。遠くの雲から近くの寒牡丹に眼を移しました。身ほとりの暮らしが始まるきっかけでしょうか。
○畑耕一(はたこういち) (1886~1957)
●好きな一句「海底の人の声するしまきかな」02
季語(しまき・冬) 「かいていのひとのこえするしまきかな」※しまき:降る粉雪が、強い風にあおられる状態。
【Profile】:作家・戯曲家。俳号蜘盞子。松竹キネマ企画部長、東京日々、国民新聞学芸部長。明大、日大講師歴任。詩文に長じ、「明星」「ホトトギス」に投稿。→内藤鳴雪、→長谷川零余子らと十六夜会で句作『ゆく春』創刊とともに百雀会と改名し参加する。
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