○次元俳句0332・通過(空間)08・成田蒼虬01・2017-05-23(火)
○「ゆふ立の過ぐるや森の夕神楽」(『蒼虬翁句集』1844)(成田蒼虬01)
○季語(ゆふ立・ 夏) 「ゆふだちのすぐるやもりのゆふかぐら」(「角川俳句大歳時記・夏」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:夕立が過ぎるまで中断していた森の中の神楽。さっと過ぎ去りすぐに続きがはじまります。これからが佳境です。
●成田蒼虬(なりたそうきゅう)(1761~1842)
○好きな一句「時鳥啼や夜汐のひたひたと」(『訂正蒼虬翁句集』1947)02
○季語(時鳥・夏) 「ほととぎすなくやよしほのひたひたと」(「俳句201607」より引用)
【Profile】:加賀生まれ。もと金沢藩士。→高桑闌更門の上田馬来にまなぶ。のち京都にいき闌更に師事し、芭蕉堂後継者となる。全国をめぐりあるき天保俳壇の重鎮として活躍。(「デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説」より引用)
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