●次元俳句0147・方位(空間)07・栗田樗堂・2013-11-03(日)
「秋風に向けて飯焚く小舟かな」(栗田樗堂01)
季語(秋風)
「秋風に向けて飯焚く」とは竈の口を風の方向に向けて炊飯をしているのでしょう。秋風を受けて火が燃えやすくなりました。海辺か湖畔の秋の情景です。
○栗田樗堂(くりたちょどう)(1749~1814)
代表句「鋸屑に春雨かかる戸口かな」02
季語(春雨)
伊予国松山生まれ。生家は富裕な酒造業。京の→加藤暁台に師事し、俳諧を学ぶ。多くの俳人たちと交流を持ち、→小林一茶なども、樗堂を訪ねて松山へ来ている。
〈1年前の記事〉
●特集俳句0101・地名10=日本海・伊藤柏翠・2012-11-02
●特集俳句0101・地名10=日本海・伊藤柏翠・2012-11-02「日本海秋潮となる頃淋し」(伊藤柏翠01)季語(秋潮) 地名俳句の第10弾は「日本海」。秋色の潮流と...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます