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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句033・冷凍保存04・加藤暁台(かとうきょうたい)

2011-03-10 17:59:55 | 方法俳句

●方法俳句033・冷凍保存04・加藤暁台

 

○「日くれたり三井寺下る春の人」(加藤暁台01)

季語(春)

 「冷凍保存」の第4弾。いままで「→幾人かしぐれかけぬく勢田の橋」(→丈草)、「→木がらしや地びたに暮るる辻諷ひ」(→一茶)、「→窓の人むかし顔なるしぐれかな」(→蕪村)の3句を挙げました。繰り返して「冷凍保存」の条件を記します。(1)句が作られてから100年以上経ていること。(2)句の対象は動きのある生物であること。(3)その句を電子レンジや解凍ソフトなどで解凍すれば、あたかもその生物が、刻の経過に気づいていないかのように、現代に動き出すこと。以上の3つです。今回も「生物」は人間。日暮れの三井寺を下ってくる人を、さあ、解凍しましょう。

 

加藤暁台(かとうきょうたい)(1732~1792)

代表句「赤椿咲きし真下へ落ちにけり」02

季語(椿・春)

名古屋の人。尾張徳川家に仕え、江戸詰に転じたのち退官。江戸中期の中興期俳壇の雄。→与謝蕪村とも親しく、蕉風復興運動のさきがけをなした。

 

加藤暁台掲載句

2011/12/26       03海の音一日遠き小春かな(小春・冬)〈五感・聴覚〉

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