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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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■五体俳句497「厭世の血を燃えたたす曼珠沙華」(田中保)

2020-09-26 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句497・血6・田中保01・2020-09-26(土)
○「厭世の血を燃えたたす曼珠沙華」(田中保01)
○季語(曼珠沙華・仲秋)(「俳人年鑑2004年版」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(かきけこしすちつてとにぬねのはひへほみむめや~)】

【鑑賞】:曼珠沙華の赤色はわが血を燃え立たす。しかしその赤は、「情熱」や「気概」や「闘志」などの赤ではない。「厭世」の赤である。


田中保(たなかたもつ)
○好きな一句「蟷螂の顔に似てきて筋とほす」02
○季語(蟷螂・三秋)(引用同上)

【Profile】:1932年長野県出身。須坂市にて「雉子」主宰。


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