○方法俳句0127・交信02・小出秋光・2013-05-04(土)
○「暖かしわだ津みに降るものの声」(小出秋光01)
○季語(暖か・春)
【鑑賞】:死と隣り合わせの原体験を持つ作者にとっては、「交信」などというものではなく、生きている限り絶えず身ほとりにある死者の叫びなのでしょう。特攻隊員たっだ俳人の句です。(南房総仁右衛門島に句碑)
○小出秋光(こいでしゅうこう)(1926~2006)
○好きな一句「死なざりし記憶をつなぐ虹の色」02
○季語(虹・夏)
【Profile】:千葉県印旛郡出身。陸軍飛行学校卒。特攻としての猛訓練を受け、台湾で終戦を迎え帰還。1946年「初雁」入会、1968年「秋」に参加、同人。1978年「好日」主宰。
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