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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

●技法俳句065・比喩(直喩)=似て04・神尾久美子2011-12-09

2011-12-09 00:13:10 | 特集俳句

●技法俳句065・比喩(直喩)=似て04・神尾久美子2011-12-09


○「煮凝てふ日暮たのしむにも似たり」(神尾久美子01)

○季語(煮凝・冬)

【鑑賞】:「煮凝」の味を楽しむことは、一日の夕暮れを楽しむことに似ているという発見です。確かに、あのぷるぷるの揺れ具合と、琥珀に透けた色は日暮れの様子と似ているかも知れません。

 

神尾久美子(かみおくみこ)(1923~2014)

○代表句「雪催ふ琴になる木となれぬ木と」02

○季語(雪催ふ・冬)

【Profile】:福岡生まれ。1946年、→野見山朱鳥に師事。朱鳥没後「雲母」に入り→飯田龍太に師事。「雲母」終刊後「白露」同人。1997年、夫・→神尾季羊没後俳誌「椎の実」を継承し主宰。菜殻火賞、第3回ミセス現代俳句女流賞、雲母賞など。

 

神尾久美子掲載句

03家々に柱の力山眠る(山眠る・冬)〈特集・家屋(柱)〉2012/12/21

04長月の残れる日数繭を煮て(長月・晩秋)〈次元・陰暦の月(時間)〉2018/10/14


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