●方法俳句377・比喩(直喩)=やうに15・須原和男1・2018-5-3(木)
○「花筵たたむは水を巻くやうに」(須原和男1)
○季語(花筵・晩春)(「俳句201202」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「たたむ」ということは花見の宴が終わったということ。花筵は楽しかった会話や時間をしとどに含んでいます。名残惜しむようにそれらを巻き込みます。水を巻くように。日本列島の今年の桜前線は例年より早く駆け上りました。
●須原和男(すはらかずお)
○好きな一句「國原に水あまりをり残る鴨」(『國原』2010)2
○季語(残る鴨・晩春)(「俳句201706」より引用)
【Profile】:英文学者。1938年東京都出身。1986年に「貂」入会、→川崎展宏代表に師事。「貂」同人。俳人協会幹事、國學院大學名誉教授。
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