俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句0316・顔(かんばせ)2・竹本健司1・2017-01-31(火)
○「顔の一つ動かさねば枯れる」(竹本健司1)
○季語(枯れる・冬) 「かんばせのひとつうごかさねばかれる」(「俳句あるふぁ増刊わたしの一句(2012年1月号)」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この「顔」は「かんばせ」。「かおばせ」の音変化で、 顔のようす、顔つき、容貌の意。多くの顔が群れていて、そのどれか一つでも動かさないとこのは景色が枯れてしまう。
●竹本健司(たけもとけんじ)(1933~2016)
○好きな一句「雀飛ぶこの世の屋根の夕まぐれ」02
○季語(無季) 「すずめとぶこのよのやねのゆうまぐれ」(「俳人名鑑」より引用)
【Profile】:岡山県出身。→金子兜太に師事。「海程」同人。同人誌「国」創刊代表。2008年「国」解散し、季刊誌「明」創刊監修。第6回海程賞、第26回現代俳句協会賞受賞。現代俳句協会監査役。