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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句0268・血03・神崎縷々01・2016-02-28(日)

2016-02-28 04:56:00 | 五体俳句

●五体俳句0268・血03・神崎縷々01・2016-02-28(日)
○「に痴れてヤコブのごとく闘へり」(『縷々句集』1936)(神崎縷々01)
季語(無季) 「ちにしれてやこぶのごとくたたかへり」(→「春にして君を離れ」より引用)【→五体俳句-索引 →俳人一覧()】

【鑑賞】:今日は俳人・神崎縷々の忌日(1936)。彼が患った結核の喀血の血でしょう。「痴れる」は「酔い痴れる」のように「正気を失う」「正体を失う」のような意味。「ヤコブ」は天使と格闘して敗れたというイエスの弟子の一人。

神崎縷々(かんざきるる)(1899~1936)
○好きな一句「吹貫の空を静かにわたる船」02
季語(無季) 「ふきぬけのそらをしずかにわたるふね」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)

【Profile】:福岡県出身。1922年東京高等商業学校卒。1932年、小倉市に神崎商会設立。1930年ころより→杉田久女について句作を始め、1931年より→吉岡禅寺洞に師事。「天の川」同人。

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