俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0267・質感=固04・鶴岡加苗01・2016-02-22(月)

2016-02-22 04:56:00 | 五感俳句

●五感俳句0267・質感=固04・鶴岡加苗01・2016-02-22(月)
○「猫の子に固き背骨のとほりたる」(『青鳥』2014)(鶴岡加苗01)
季語(猫の子・春) 「ねこのこにかたきせぼねのとほりたる」(「俳句201411」より引用)【→五感俳句-索引 →俳人一覧()】

【鑑賞】:実際に猫の背をなでてみた感触でしょう。まだ生まれたての猫の子の意外なほどに固い背骨に驚いています。今日は「猫の日」。

鶴岡加苗(つるおかかなえ)
○好きな一句「文字消して消しゴム汚す遅日かな」(『青鳥』2014)02
季語(遅日・春) 「もじけしてけしごむよごすちじつかな」(引用同上)

【Profile】:1974年、広島県出身。2003年より句作。「夕凪」入会、同人。2006年「」入会。→鷹羽狩行、→片山由美子に師事。2008年「狩座賞」(新人賞、)2013年「狩弓賞」および評論賞。「狩」同人。俳人協会会員。第2回俳句四季新人賞受賞。句集『青鳥』にて第38回俳人協会新人賞。


鶴岡加苗掲載句
03清明や鳥はくちばし閉ぢて飛ぶ(清明・晩春)〈五体俳句577・くちばし1〉2022/4/5

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