俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●色彩俳句018・白03・高野ムツオ

2010-11-24 17:21:42 | 色彩俳句

●色彩俳句018・03・高野ムツオ


○「鳥や空には空の深轍」(高野ムツオ01)

○季語(白鳥・晩冬)

【鑑賞】:白鳥が渡って来るのは秋ですが、白鳥としてだけでは冬の季語となります。「空には空の深轍」とは、白鳥が渡ってくる軌道上の轍に限定せず、もろもろの飛行による轍と解釈したほうが句が広がるような気がします。まさしく「白鳥」と「空の轍」の取り合わせです。

 

高野ムツオ(たかのむつお)

○好きな一句:「青空の暗きところが雲雀の血」02

○季語(雲雀・三春)

【Profile】:1947年宮城県生まれ。國學院大卒。父の影響で俳句を始める。→阿部みどり女、→金子兜太の指導を経て→佐藤鬼房に師事。「小熊座」編集長。「海程」同人。2002年「小熊座」主宰継承。第24回海程賞、第44回現代俳句協会賞、第65回読売文学賞、第6回小野市詩歌文学賞、第48回蛇笏賞受賞。

高野ムツオ掲載句

03車にも仰臥という死春の月(春の月・三春)〈次元120・逆さま(空間)1〉2013/03/11

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