もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

あの「Google Earth」上にしか存在しない、謎の島がある!? ……っていう、お話。

2012年11月30日 | ニュース

何を隠そうブログ主は、いわゆる不思議な話&ミステリアスなエピソードが大好きである。
当ブログでもかつて「24時間、ブザー音だけを流している謎の放送局」についてとり上げたことがあるが、
今度はなんと、「Google Earth上にしか存在しない“幻の島”があった!」というお話である
(なんつ~か、「ないもの」が「存在した!」ってのも、ちとヘンな話ではありますが……・笑)。

本件について、詳しくはコチラのサイトなどをご覧いただきたいが
要するに、あの“グーグル・アース”だとか“グーグル・マップ”などの地図情報サービス、
さらにはタイムズ世界地図帳などで「オーストラリアの北東沖、南太平洋の海上」に
「存在することになっている島(=サンディ島)」が、実際そこへ行ってみたら
「影も形もなかった(!)」……と、そういう不思議なお話である。
このサンディ島、海底火山噴火の影響で「一夜にして沈んでしまった」とか、
そういうことではなく、どうやら「そもそも、そんな島など存在しなかった」ということらしい。
現在、どうしてこのようなこととなっているのか、その経緯について調査中とのことであるが、
記事によれば、本件についてGoogleの広報担当者は
「地図・地理に関して何より心躍ることの1つが、
世界は常に変化しているという点だ。
その変化をいち早く把握し地図を最新の状態に保つ努力は、果てしなく続く」とコメントしているらしい。

……とまぁ、この話だけ聞くと
「なんだか、スゴイ不思議な話!」って気もしてくるが、これって、要するに……アレだよね?(笑)
ご存知の方もおられるかも知れないが、地図を発行している会社って、
実はそれぞれが巧妙なカタチで「実際には存在しない町」などを、
地図上に「さりげな~~~く」紛れ込ませたりしているのである。
別にコレは“イタズラ”でも何でもなく、俗に言う“著作権トラップ”というやつである。
実は地図の場合、完全な創作物である小説などと違い、
「まるまる他社の情報をパクって」製作されても、ほとんど立証できない……という特質がある。
なんたって地理の場合、誰がどうやっても「正解は1つ」しかないわけで、
頑張って作れば作るほど、どれもこれも「同じになっていく」という……(笑)。

このため、地図制作会社は巧妙なカタチで“著作権トラップ”……
要するに「実際とは“ほんの少しだけ”異なる情報」を地図上に紛れ込ませておき、
万一、他社がそれをパクって地図を発行しても「対抗できるようにしている」と、そういうわけなのである。
ちなみに、かつて話題を呼んだ例としては英国・ランカシャー州の“架空の町”=「アーグルトン」がある。
おそらく、今回のサンディ島も「そういうこと」なのではないかと思うのであるが、
ま、いろいろと想像をたくましくする分には、おもしろいですよね、ハイ(笑)。

PS.
ちなみに……。以前聞いた話だと
今回のように「まるごと島ひとつ」だとか「架空の町」みたいな大胆なカタチ(笑)で
“著作権トラップ”が仕掛けられるケースは、まずないそうである。
実際には、ほんの小さな“桑畑ひとつ”とか、そんな感じで紛れ込ませるんだとか……。
ま、Googleさんの場合、ちと「イタズラのスケールが大きすぎた」と、そういうことなんではないかと。


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