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Road to ...極

金沢21世紀美術館@金沢びより ③

2008-09-24 | 金沢旅行
石川県は、「弁当忘れても、傘忘れるな!」と言われるほど天気が安定しないことで有名です。

飛行場に着いたばかりの時は晴れていたのに、空港からバスでホテルに向かっている間に降り始めました。

そして初日の午後、美術館に着いた頃には晴天に戻っていました。


ゆったりした空間が気持ちいい美術館の外庭。


念願のロン・ミュエック展。   

空間的フィクションと、描写的ノンフィクションの混在する、一種独特の空気感のある展示場でした。
混沌とした空間の中で、私は一人興奮しているように思いました。
この快感はもぅ語るまい。


館内をグルーっと見学した後、

中庭に不思議なプールを発見! 水の中に人がいるぞ~? 私も行ってみよう!


およよ~、カオがグニャグニャ...


下から見ると こんな感じ。


このプールは仕切られたガラス板の上に10cmほど水を溜めてあるだけで、中は全くの空洞です。
太陽の光が水面に反射し綺麗な水の影をプール内の壁面に映し出します。



館内は撮影禁止の展示物がほとんどなので、プールの写真だけになっちゃいましたが…。


順路の終わりにある休憩用のイス


現代アートとは、今現在 生きている私達が創り出す現在の絵画や彫刻などのことで、
それはかつてゴールドスタンダードであった概念や用法とは全く違う、新しい視点から生み出された芸術のことです。
また、時に過去を肯定しながらも何かしら新しい試みをプラスし、思考上、視覚上に意外性や斬新さを加えた物の事を示します。

100年後、金沢21世紀美術館は何を展示しているのでしょうか?
もしかしたら、22世紀美術館に名をかえて、その時代の現代アートを展示しているのかもしれません。


近江町市場@金沢びより ②

2008-09-18 | 金沢旅行
東京から金沢までは朝7時の飛行機で出発しました。
道中は我慢我慢でなんとかノンアルコール達成! よく頑張りました~

着いてすぐホテルに荷物を預け、小雨がちらつく中、まずは近江町市場へ向かいました。

場内に入ると、暑さを和らげる氷のオブジェ。中には生花が入っています。


まずはグルッと1周しました。1時間もあればだいたい回れます。
観光客向きのお麩や魚の乾物屋と、屋台風の店もありました。


八百屋さんには見たことのない野菜も。


新鮮なウニや甘エビを店頭で食べることもできます。
そして海老や蟹など産地直送の品を自宅まで配送してくれる海産物系のお店がずらーっと並びます。


お魚さん、チョイと こっちを向いとくれ(涙)


世の中とは狭いもので、偶然にも高校時代からの親友のご両親にお会いしました。
一瞬ここはどこだ!?と思ってしまいましたが、久しぶりだったので嬉しかったです。


記念すべき初日のランチは、写真を見て一目惚れした「井ノ弥」さんへ。

【上ちらし特盛り海鮮丼】¥2900  これは味というより、お祭り的にデッカイのを食べたかったので注文しました!

かな~り待たされましたが観光客相手なのでご愛嬌。
さすがに量が多すぎると思い、2人で丼ぶり1つにしましたが、かなり満腹。

良かったネタは、甘エビの左後ろに隠れている鮪のカマ。筋は強いですが本当に美味しかった!!
ウニは新鮮とまではいかないまでも明礬の味はなくとろける旨さ、ツブ貝も歯ごたえと甘さが印象に残りました。


お腹も満たしたところで、初日の午後は『金沢21世紀美術館』に向かいます。
では次回、金沢旅行③ でお会いしましょう!




『井ノ弥』

住所 石川県金沢市上近江町33-1
電話 076-222-0818
営業 平日:11時~21時 ※ラストオーダー19時半 
    日祝:11時~15時

定休 火曜



オブジェの街@金沢びより ①

2008-09-14 | 金沢旅行
先月、2泊3日で金沢に行って参りました。

本日より7回シリーズで、金沢レポをしたいと思います。
最終回はいつになることやら…。 みなさま、しばしの間お付き合いください。

これは金沢市役所前にある像です。 お顔つるつる~



市役所から少し離れた交差点を渡ろうとしたら、向こう側になにやらヘンテコな物が…?
なんなんだ、コレは~? 手で足を抱え込んでいるようにも見える。頭はないみたいです。

写真撮ってたら、掃除のおばちゃんに嫌がられる嫌がられる…。

気になるオブジェの街、金沢。
これからじっくり堪能したいと思いまーす!



頂きもの@3階の友人より

2008-09-08 | ひとり言
職場の友人に、地元でとれたブドウを頂きました。 嬉しくなって写真をパチリ!



房も粒もとても大きく、糖度が高い↑↑↑



一人でこっそり食べていたら、すぐに同僚に見つかってしまいワイワイ3人で食べました。
こんな立派なブドウを食べたのは初めてでした。瑞々しくて美味しかったよ~!

まつchanどうもありがとう

一本に懸ける想い@柔道家 谷本 歩実

2008-09-02 | ひとり言
4年に一度、世界最大のスポーツの祭典オリンピック。
待ちに待った北京五輪もアッというまに終焉を迎えてしまいました。

今日は、今回の五輪で私が最も記憶に残った選手の記録を書いておきたいと思います。


みなさんは、この選手をご存知ですか?


オリンピック柔道女子63kg級で2大会連続オール1本勝ちを収め、見事 金メダルに輝いた谷本歩実選手です。

近年、各国の民族格闘技が 日本の『柔道』 を 世界の『JUDO』 へと変化させつつある中、
日本 本来の 『一本』 を取る柔道を見せてくれた彼女の軌跡をご覧頂きたいと思います。


準決勝までは寝技で手堅く勝ち進み、いよいよ決勝戦の始まりです!
相手は今大会で1番の強豪。ジュニア時代からのライバルで最近の対戦成績では分の悪いリュシ・ドコス選手(仏)


勝負前の凛とした表情。静の内に潜む動。


序盤は比較的穏やか。谷本選手が積極的に攻め、ドコス選手がそれを受ける格好。


そして、その時はあまりに早く訪れます。開始1分30秒あまり。


谷本選手が場外ぎわで相手選手に大内刈りで攻め込まれたように見えたその瞬間。


素早くそれを返しての内股!鮮やかな一本勝ち!!!  VTRを見て、照


最高の舞台で最高の相手を破った喜びの瞬間。


ドコス選手はボー然。。。 しばらくの間 動けません。


勝者、谷本!!! 勝って より深く頭を下げる。


ご両親も大喜び。


コーチと抱き合う谷本選手。


鬼コーチの目にも涙。


優勝者サイン。 これはレア物ですよね。


優勝インタビュー。
「私は一本勝ちにこだわり、一本を目指す柔道を目標にして来ました。勝てたのは両親、妹、先生のおかげです!
ありがとうございました!日本の子供達にも私の後に続いて欲しいです。」


金メダル授与。


笑顔で観客の祝福に応えます。 本当におめでとう!!!


国旗掲揚。  この大勝利の陰に妹・育実さんの叱咤激励があったことを忘れてはいけません。


日の丸が1番高いところに揚がります。


国歌 君が代が流れ、改めて喜びを噛みしめます。


メダリスト記念撮影。


試合後、谷本選手は「1番大好きな選手と戦えて、試合中 嬉しくて思わず笑みがこぼれた」とコメント。
対する、ドコス選手は「谷本が1番強かった」と彼女を称えた。

『オリンピックは強い者が勝つんじゃない。勝った者が強いのだ!』と誰かが言っていたのを思い出した。



4年後 世界は、さらに 『JUDO』化 が進んでいることだろう。
日本古来の柔道では金メダルは難しいのかもしれない。

しかし世界の流れに柔軟に対応しつつも、
心では漢字の 『柔道』 を忘れずに、日本柔道が更なる進化を遂げることを願ってやまない。