v6くるくる日記

「幸せな社会のための技術を語りたい?」日記

IPv6素朴な疑問集その5 「IPv6はいつくる??」

2006-02-15 00:09:01 | IPv6

素朴な疑問に答えよう! 第五弾。

(疑問)
「いつぐらいからIPv6は広く浸透してきますか?」

(回答)
そんなの誰にもわかりません。 というと、まああんまりですが、実際、「必ず来る」ということはかなりの自信をもって言えますが、時期を読むのは難しいことです。

IPv4アドレス枯渇が2009-2014年、日本・米国の政府ネットワークのIPv6化期限目標が2008年度というようなことを考えると、2007-8年ぐらいに一部の応用分野でその兆しが見えるのではないかと思っています。過去にこのIPv6普及期の時期については何度もハズしていますが、今度は状況も堅いかなという気もしています。少なくとも私の会社ではこのターゲットで準備をすすめてはおります。。。。さて、実際どうなるでしょうか。

今回は回答が短かったので、今後予定のQ&Aをあげておきます。もしみなさんのほうで、これ以外にも疑問に思うことがあればなんでも答えますよ。

「IPv6は将来必要でしょうが、まだ始めなくてもよいと思ってますが。」
「IPv6って実際はどのくらい導入されているのでしょう?」
「日本って進んでいるって聞いていますが本当? どの分野で?」
「日本って追い越されつつあるという話も聞きましたが大丈夫?」
「システムの更新時期を2006年度に迎えましたが、どうしたらよいでしょう?」
「IPv4は本当に枯渇するの?」
「IPv6って儲かりまっか?」
「IPv6どうやったら儲かりまっか?」

 


Biz6ホームページ

2006-02-15 00:01:49 | IPv6

BizExchangeにあわせたというわけでもないんですが、私の会社とインテックグループで、IPv6をビジネスに使うためのIPv6お役立ち情報サイト、Biz6を立ち上げました。正式には、BusinessOnV6という名前で、略してビズロクです。

私自身がfeatureされていて、正直いささか気恥ずかしいです。企画メンバではその辺結構面白がっているところもあるかもしれません。ともあれ、内容については今後とも中身のあるものを出していくつもりですので、よろしくお願いします。 

 


Global IP Business Exchange

2006-02-14 23:46:00 | IPv6

明日から秋葉原でIP/IPv6関連のカンファレンス/展示会Global IP Business Exchangeが開かれます。IPv6を中心に今後のICTがどういう風に進んでいくのかが垣間見えると思います。私も「新事業分野におけるIPv6ソリューション」という講演をします。

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本講演では、今後のIPv6導入展望について、いくつかの観点から検証していく。まず、最近増えてきたIPv6導入事例を分析・カテゴリわけを行い、具体的な例をあげながら、ここ数年の導入のポイントを解説する。また、新規事業分野におけるイノベーションへの技術の適用について過去の他技術の例をひきながら考察を行い、IPv6という技術が今後、イノベーションに対してどういう役割を果たしていくのかについて議論を行う。聴講者のみなさまがご自身のIPv6ビジネス展望を考えていくためのネタを提供したい。
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講演内容についてはこのブログでおいおい紹介していくとともに、展示とかで面白いものがあればご紹介しますね。

 


おっ、読者が。。。

2006-02-12 13:15:11 | 自己紹介など

おっ、読んでくれる人がいるみたいですね。書き始めて2週間ぐらいたちますが、ありがたいことです。なかなか書く時間がとれないのですが、がんばりますね。

 ところで、トラックバックを送ってみるのは初めてなんですが、実は子供(高1男)がブログを大分前から書いていたことが判明。ちょっと教わってみました。そういう時代なんですかね~


IPv6素朴な疑問集その4 「IPv6ならではのアプリ??」

2006-02-12 12:53:19 | IPv6

素朴な疑問に答えよう! 第四弾です。

(疑問)
IPv6ではないとできないようなアプリが思いつきません。だから、IPv6は進まないと思います。」

(回答)

はい、前半部分は私も同意です。ここ何年もIPv6推進者がこの問いに答えようと考えてきましたが、答えは出ませんでした。その間、IPv4の技術、例えばNAT越え技術なども格段に進歩してきています。ですので、まず、IPv6でできて、IPv4では「できない」ものはほとんどないんじゃないかと、今は考えています。

じゃあ、IPv6は進まないのか。これは違うと思います。ここ2年ぐらいで、IPv6のほうがIPv4に比べて、安くできる、効率的にできる、早くできる、拡張性・将来性がある、という構築面でのメリットが見えるような応用が次々でてきました。私が主宰しているIPv6協議会のソリューション事例発表会では、このような事例を発表して、みんなで理解を深めています。

したがって、「IPv6でないとできないことからIPv6は始まる」というロジックはすでに崩れていると思います。逆に言えば、私からはIPv6ではないとできないようなアプリを探すこと」をやめることを提案したいです。別の言い方をすれば、エンドユーザメリットではなく、構築者メリットを追及しようということです。また、別項で詳しく述べたいと思いますが、この視点は今後非常に重要になると思います。