v6くるくる日記

「幸せな社会のための技術を語りたい?」日記

JPNICのIPv4アドレス枯渇に関する提言書

2006-04-19 02:16:18 | IPv6

先日の4月3日にJPNICから「IPv4枯渇に向けた提言」という報告書が公開された。JPNICの理事をしている私がほめるのもなんだが、かなりの力作である。IPv4のアドレスがなくなるという状況になったときに、どう対応すべきかが、よく議論され、よく考えられてある。本書自体ではアドレス枯渇のX年については特定する努力はあえてしていないものの、そのかわり、現在2つの主要な予測-Tony Hain予測とGeoff Huston予測について和訳が添付されている。なにより、必ずしもいたIPv6派ではない中立的な立場の専門家たちが集まり、本書を書いたというところに意義がある。

近々英訳版も出るとのこと、国際的にも評価が高いものとなるだろう。私もIPv6 ForumのBoardとか、Asia Pacific IPv6 Task Forceの取りまとめとか立場もあるので、少し宣伝していこうと思う。

 


水道橋の洋食屋

2006-04-19 01:58:49 | 旅とグルメ

よくモノの本には会議は2時間が限度とか、会議を立ってするようにしたら会議が効率的になったとか、そういうことが書かれている。確かに会議をダラダラやることに意味はない。

が、実は私はナガーイ会議「も」好きである。ただしこれは週一とかの定例会的なものではなく、合宿型のブレスト会議である。ホテルとか旅館とか、会社とは別のところで缶詰になって、午後の2時とか3時とかから深夜まで、ある課題を目標をもって議論していく。いろんな人の意見がお互いに触発され、かなり面白い新しい知見が出てくる。IPv6協議会とかインターネット協会とか、私の周りでは業界での意見集約にこの会議の方法を使っている。

で、長い時間会議していると、当然お腹もすく。ま、そこで夜の休憩にはしっかり時間をとり、夕食はおいしいものを食べに行くのだ(笑)。

先々週、会社のIPv6チームでの戦略ブレストを水道橋の某ホテルの部屋を借り切って実施した。なぜかレストランを選ぶのは私自身がやることになるだが、水道橋として選んだのはココ、「菩提樹」という名の店。昔、春日にあるリコーのソフトウェア研究所の方につれてきてもらった。メニュー自体はカツ、フライ、ハンバーグと普通の洋食屋と一見同じだが、実はかなりユニークな店。まず、なんでも大きい。メニュー板(本当に50cm四方ぐらいの木の板なのだ)も大きいし、お皿や料理もみんなビッグサイズ。次に、雰囲気。テーブルや箸置きなど、全部店員の自作なんだそうだ。店のいろんなところにこだわりが感じられる。値段は洋食屋にしては、そんなに安くはない。定食系でだいたい何を食べても2000円前後か。

写真は数人用のフライ盛り合わせ。しっかり大海老が真ん中辺にいる。名古屋のエビフリャーはたいそう大きいと聞くが、きっとそれに負けない大きさじゃないかな。アラカルトではフォアグラ大根が絶品だった。そもそも、私はフォアグラは大好物、濃厚な味がたまりません。鳥インフルエンザのおかげで、フランスからの輸入は止まっているはずだが、これはハンガリー産だとのこと。サラダも何種類かのドレッシングを楽しむことができ、なかなかよかった。

とはいえ、実は前に行ったときはもっと感激したような気がする。最近はおいしいもの漬けになりすぎてるかな? それとも体調がいまひとつだったせいかな? かなりいい線いっているとは思うんだけどね。

 


かにわっぱめし

2006-04-17 01:47:05 | 旅とグルメ

久しぶりに書く。実に1ヶ月近くぶりか。。。
PCが壊れてしまったり、お仕事が忙しかったりしたのが一般的に説明するときの理由。それよりなにより直接的な原因は、締め切り過ぎても某原稿があがらないという状況があったためである。「お約束の原稿書かずにブログなんか書いちゃって」って、バレバレになっちゃうのも困りもんだ。その間、おいしいもの写真はしっかり溜まってしまった(笑)。

この写真は2週間前、富山に出張したときのもの。最近、社長という名前がついてから富山にある親会社(インテック)に呼ばれることが多くなった。今まで年に1度ぐらいだったのに、実は明日も富山出張で3月頭から数えて、3回目だ。親会社には秋の持株会社移行という事情もあり、子会社間の連携を図っておきたいということもあるのだろう。

ともあれ、午後からの会議のために正午ちょっと前着の飛行機に乗るとなると、到着後の最初の関心事は昼飯をどうするかとなる。駅の南側を少し徘徊してみることにした。まず、先日の記事でも書いた「へのへの茂平爺」を覗いてみたが昼はお休みのようだ。駅前商店街を少し歩くが、駅前が一番の商店街ではないということを割り引いても、今の地方都市って結構さびしいものだなぁと思ったりした。

ともあれ、駅前の少し場末感のある店に入る。「とやまの味」という文字とカニの絵が描いた看板がかかっていて、まあ単純にそれに惹かれた。古い引き戸を入ると、店のおじさん・おばさんだけで、ほかにお客はいなかった。しまったかな、という後悔の念が一瞬よぎったが、その状況よりはカニ自身を信じることにした。

夜はいろいろなものが食えるらしいが、昼は基本的に「かにわっぱ」が売りのようだ。単品が1000円弱、定食が2000円弱だという(時間がたってしまって正確な金額を忘れた)。定食はどう違うのか、どちらがお勧めかを聞いても、あまり要領をえるわけでもなく、また無理に高いほうを勧めるわけでもではなく、せっかくなので、カニ味噌がついているらしい定食を頼んだ。

結果が写真のとおり。右手奥がカニサラダ、中央奥がカニ味噌。手前右は実は写真をとる前に1切れ食べてしまったので(笑)、本当はもう少し多い。左の前がかにわっぱであり、写真では判別しがたいが、しいたけ・たまご・紅しょうがの脇にみえる白いのはご飯ではなく、ぎっしり敷き詰められたカニの身である。以上の説明のとおりというか、写真のとおりというか、みなさんが想像なさったとおりの味がする。新鮮なカニの味は説明不要だろう。ふっふっふっ。

夜はインテックの方が先日とは別の居酒屋に連れていってくださった。しろえびの刺身やから揚げなどをいただいた。これも安く美味だったが、カメラを忘れたので、今度撮影してきたい。