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「幸せな社会のための技術を語りたい?」日記

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APNIC/JPNICにIPv4割振り停止を宣言させる試み

2006-12-28 01:18:01 | IPv6

先日、IPv4のアドレスがあと5年ぐらいで枯渇することを説明した。Geoff Huston氏のページも今日現在の見積もりでは2011年5月23日と告げている。
さて、本当に5年でなくなるのだと仮定した時に、APNIC/JPNICなどのレジストリは何をすべきだろうか?

IPアドレスという資源を管理する責任ある立場として、枯渇するまで何もせず、枯渇時に「はい、売り切れです」と言うだけはあり得ないだろう。したがって、レジストリは適切なアナウンスを含めた、なんらかの段階的な対応を取っていく必要がある。

もう一つ言えるのは、残量=0まで割り振れないだろうということだ。最後の一切れのパイを誰が食べるかを公平性を担保しつつ行うのは至難の業だし、そもそもIPv6移行に必要なIPv4-IPv6トランスレータサービスのためのアドレスブロックをリザーブしておくのは賢明なやり方だと思える。たとえば、/8を10個分(=おおよそ1年分弱の消費量)を残すして、アドレス割り振りを原則停止する戒厳令ルールが必要だろう。

原則停止する十分前には、アナウンスが必要となる。その間にISP側も準備がいる。IPv6導入計画なども立てないといけないわけだから、少なくとも2年前にはアナウンスしてもらわないといけないだろう。

2011年5月23日を枯渇デーと仮定して、ちょっと逆算してみよう。

2010年5月 おおよそ1年分を残して原則割振り停止
2008年5月 停止の2年ぐらい前に、「2010年5月に割振り停止する」旨をアナウンス
2007年中  世界レベルで、割振り停止のフレームワークを議論・合意

驚くほど、時間がないのがわかる。

実はこの大まかな考え方については、今月横浜で開かれたJPOPM(JPNIC Open Policy Meeting)でパネルがあり、そこで発表した。正式な承認事項ではなかったのだが、おおむねの方向性については賛成の意見が多かったのではないかと思う。そのパネルでも議論になったが、どう世界でコンセンサスをとっていくかがポイントである。JPNICとしても、2007年の大きな課題となろう。

 

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