素朴な疑問に答えよう! 第五弾。
(疑問)
「いつぐらいからIPv6は広く浸透してきますか?」
(回答)
そんなの誰にもわかりません。 というと、まああんまりですが、実際、「必ず来る」ということはかなりの自信をもって言えますが、時期を読むのは難しいことです。
IPv4アドレス枯渇が2009-2014年、日本・米国の政府ネットワークのIPv6化期限目標が2008年度というようなことを考えると、2007-8年ぐらいに一部の応用分野でその兆しが見えるのではないかと思っています。過去にこのIPv6普及期の時期については何度もハズしていますが、今度は状況も堅いかなという気もしています。少なくとも私の会社ではこのターゲットで準備をすすめてはおります。。。。さて、実際どうなるでしょうか。
今回は回答が短かったので、今後予定のQ&Aをあげておきます。もしみなさんのほうで、これ以外にも疑問に思うことがあればなんでも答えますよ。
「IPv6は将来必要でしょうが、まだ始めなくてもよいと思ってますが。」
「IPv6って実際はどのくらい導入されているのでしょう?」
「日本って進んでいるって聞いていますが本当? どの分野で?」
「日本って追い越されつつあるという話も聞きましたが大丈夫?」
「システムの更新時期を2006年度に迎えましたが、どうしたらよいでしょう?」
「IPv4は本当に枯渇するの?」
「IPv6って儲かりまっか?」
「IPv6どうやったら儲かりまっか?」
IPv6の方が、開発コストが安く済む所から広めて行こうという風に理解しました。IPv6の普及については懐疑的でしたが、その方向なら有り得るかもと思えました。感想文が出来たら、トラックバック要れてみます。
お言葉に甘えて、質問を投稿させて頂きます。
『CPUパワーやメモリ容量の少なく、コストに厳しい組込み機器にも、IPv6が必要でしょうか?』
それでは
開発コスト以外では、構築工期が短いのがうれしいケース(共立メンテナンスとか)、システムが長生きしそうなケース(ビル設備管理とか)、拡張性がほしいケースなどがありますね。フレッツ・ドットネットのマルチキャストのコストメリットを享受するためにIPv6化なんて例も最近ではあります。
いただいた質問 『CPUパワーやメモリ容量の少なく、コストに厳しい組込み機器にも、IPv6が必要でしょうか?』ですが、今は別の軽いプロトコルでいいんじゃないでしょうか。例えば、ビル設備管理とかも実は空調コントローラとかがIPv6になっているだけですね。将来は、チップとかの下がってくればまたそのときに見直されるでしょうけれど。
仲間内でも同じく「まだ必要無いんちゃう?」というのが多数派でした。近い将来(というか、もう既に?)入札要件にされそうな勢いなので、対応品の準備はしてありますが…(^^;
それっぽいチップも、あと1~2年もあればそこそこ落ちてきそうな気もします。今がいちばん厳しい時期かもしれませんね。