先月、インターネット協会では「IPv6普及度測定」という総務省からの委託業務プロジェクトを終了しました。IPv6の普及をさまざまな角度から計測するという目標のもと
・国内の有識者を集め、IPv6メトリック委員会を組織し具体的な指標を決定し、
・実際にサンプルを測定し、
・測定自動化ツールと公開用ウェブサイトを開発しました。
今後も定期的にデータを更新していく予定です。IPv6普及度初期から継続的にデータを積み上げていくことは非常に意義のあることだと考えています。
結果はウェブページをご覧になればおわかりになるかとは思いますが、現状、IPv6の普及度はあまり高くはありません。例えば、経路数で見たときのデュアルスタック対応のAS(≒プロバイダ)は、全世界で2.5%となっています。また、DNSのIPv6対応度は****.ad.jp(≒日本のプロバイダ)で4%、****.go.jp(日本の政府系ネットワーク)や****.ac.jp(日本の大学等)では1%を超えていますが、****.co.jp(日本の一般企業)では0.5%を切っています。これからISPに比べ、企業への普及度が遅いということがわかります。
マーケティング理論で言うと、3-4%ぐらいの普及度でその世界で認知されている、10%を超えると普及が急速に進む、というような現象が見られるそうです。その意味ではISPの世界ではIPv6の認知はされており、今後は企業等への啓蒙活動が重要であるという結論も導き出せそうです。
また、アドレス取得数でいうと、日本は2003年に米国に抜かれて第二位となっていましたが、最近、ドイツにも抜かれ第三位になりました。アドレスの取得数とIPv6利用とは直結しませんが、アドレスの取得する際には2年以内のサービス提供が前提となっていますから、他の国でも多くのプロバイダがIPv6サービス化を検討しているということは言えます。
経歴を見ていてもしかすると'80年入学の理Iでしょうか.だとすると一緒です.私は確か4組でした.
私は10組です。4組というとフランス語クラスでしたっけ。懐かしいです。
鈴木さんのブログ、あとで拝見させていただき、こちらからもトラックバックはらせていただきますね。(そろそろ次の打合せがはじまるもので。。。)