
樹齢的には35年は経てきただろう。この樹木はあまり個人の庭には植えられず、おもに公園、ゴルフ場などの公共的な場所にプランニングされる。植栽計画上は低木あるいは灌木扱いだが、現在は樹高が2.0mになるが、このぐらい大きくなると中木扱いになるか。
ドウダンツツジについて、当時はよく植栽管理面で葉の萎れるを見て水不足の指標としたものである。また、これは以前のことだが、茨城県取手市の植栽工事現場近くの小学校の正門に帯状にドウダンツツジが植えられていたのだが元気がないと相談を受けたことがあった。調べると樹形は全体的にほっそりしており、根元に穴がありテッポウムシが入ってることが分かった。樹木が弱っている。そこで、これは元々の原因は過剰剪定だと判断した。よく植木好きの方々に剪定や刈り込みを得意とする人がおられるが、樹勢などを総合的に判断することが重要である。
早春の白花、晩秋になると深紅の紅葉を呈する。原産地はどこだろう、わたしは実見したことがない。
一応、以下にこの樹木の説明を挙げる。(参照元;日本の樹木 編者・林弥栄 1988年8刷 山と渓谷社ほか)
ドウダンツツジ:Enkianthus perulatus ツツジ科ドウダンツツジ属 満天星躑躅 灯台躑躅
臺灣釣鐘花 落葉花木
山地の主に蛇紋岩地帯に自生する。高さは1~3メートル。葉は枝先に輪生状に互生し、長さ2~4センチの倒卵形。先はとがり、ふちに細鋸歯がある。春、若葉の下に長さ7~8ミリの壺形の白い花を散形状に吊り下げる。 用途・庭木 分布・本州(房総半島南部、天城山以西)、四国、九州



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