うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ギボウシ・アバダバドゥ変異株の株分け

2012年05月21日 08時58分33秒 | ぎぼうし栽培日記

 以前に記事で書いた、アバダバドゥ変異株を先日株分けをしたのでお知らせする。本来の青葉に対して、派生する草茎ごとの根株自体を3分割に切り分けし、切斑(キリフ)もの、黄緑葉のもの、青葉のものにする。黄緑葉は今回明らかになったもので、非常に不思議な気持ちである。せっかくだから、このままこの形態が遺伝的に安定していくと面白いことになる。
 なお、その後また新たに ゴールドスタンダード の芽変わり、フレグランスゴールド という品種の淡緑葉の葉の主脈部分に濃緑色のしこり状斑点が入る株が見つかった。

 ところでここでは、変異そのものの現象については、珍しい事例になるので重複を承知の上で前記事を下段に再掲載した。

  ≪撮影:平成12年 5月20午前11時頃≫
                                        

5/7付け記事*** ※ *** ※ *** ※ *** ※ ***  
 ここではギボウシのなかで、アバダバドゥ の変異をアップする。切斑(キリフ)という斑入り葉が出現したもので、芽変わりという現象であるらしい。通常は アバダバドゥ の葉の色は青葉一色でありこのような突然変異は珍しい。

 切斑(キリフ);葉の中心線を境にして片方が全緑、もう一方がうぶといったタイプの斑で、覆輪や掃込み斑、縞斑などの生育過程でも時折り出現する。葉一枚だけの切斑もあれば、その枝全部が切斑でそろっていることもある。模様が単調であるためあまり好まれないタイプの斑である。
 ーー参考資料・「斑入り植物の観察と栽培」 広瀬嘉道著 ニュー・サイエンス社ーー

 この品種は栽培歴4年目になるが、在庫6株の内の1株だ。実は昨年からこのようになっていた。今回、根株を確認すると、どうやら、増えていて今年の春は3芽に分けることができそうなので、芽変わりした変異種1芽を分離してどのようになるか見ていくことができる。遺伝的にこの形質を安定させることができればしめたものだが? そうすれば新品種の誕生・・・?
 わたしの経験では、以前に 寒河江 にもこんな現象がみられて、なんとかこれだけ保存しようとしたがうまくいかず、一回限りで斑入り葉そのものが消失したもの。その後、変異種のこの株の採取した実を播いているが、いまだにこの形質を確認できていない。
 そのうちに、今後の経過をレポートしよう。
          

          
      *** ※ *** ※ *** ※ *** ※ ***  
     
 ※今年のギボウシの単価・購入方法については、長文になり恐縮ですが、どうぞ 5/15付けブログ記事をご覧ください。

 ※購入の受付けやコメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。再確認を必要とされる場合がありますので、その際は、社会マナー上最低限必要な、氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は厳守することを確約いたします。

 ※なお、購入の受付けは電話でも可能です、043-443-8952 あてにご連絡ください。不在時は留守番電話に残すことができますのでよろしく願います。
              
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ジギタリスの花も咲く。

2012年05月21日 07時28分21秒 | ガーデニング・庭づくり
 
 以前にわたしが モウズイカ と誤っていた ジギタリス の花も咲く。大型の草姿と個性的かつ派手な花を持っていて、都市部のオープンスペースに利用可能でありランドスケープデザインなどにも向きそうだ。
 この ジギタリス は原種で外来植物のひとつだ。多年草で冬場はロゼット状になる多年草で強健な草花である。花穂と花序が変わっていて、命名にもその起源がありそうだ。
 以下に、ウェブ上で拾った植物情報をかかげる。

 ≪ジギタリス (Digitalis) は、ゴマノハグサ科の属の一つ。地中海沿岸を中心に中央アジアから北アフリカ、ヨーロッパに20種あまりが分布する。一・二年草、多年草のほか、低木もある。園芸用に数種が栽培されているが、一般にジギタリスとして薬用または観賞用に栽培されているのは、D. purpurea種である。

・学名の由来
 ギリシャ語の「ゆび」を表すdigitalに由来し、花の形が指サックににているためである。コンピューター用語のデジタル(ディジタル、digital)と起源は全く同じである。種名のpurpureaは「紫」の意味。園芸種には白やピンクの花色のものがある。
・解説
 ジギタリスは別名をキツネノテブクロ(英名のfoxgloveの直訳である)という。ヨーロッパ原産であるが、観賞用あるいは薬用に世界中で広く栽培される。高さ1メートル前後で分枝しない。
 西洋では暗く寂れた場所に繁茂し不吉な植物としてのイメージがある植物とされる。いけにえの儀式が行われる夏に花を咲かせることからドルイド達に好まれると言われる。「魔女の指抜き」「血の付いた男の指」などと呼ばれていた地域もある。メーテルリンクは、「憂鬱なロケットのように空に突き出ている」と形容している。
・毒性と薬効
 ジギタリスには全草に猛毒があり観賞用に栽培する際には取り扱いに注意が必要である。ジギタリスの葉を温風乾燥したものを原料としてジギトキシン、ジゴキシン、ラナトシドCなどの強心配糖体を抽出していたが、今日では化学的に合成される。古代から切り傷や打ち身に対して薬として使われていた。1776年、英国のウィリアム・ウィザリング (William Withering) が強心剤としての薬効を発表して以来、うっ血性心不全の特効薬として不動の座を得るに至っている。ただし猛毒があるため、素人が処方すべきではない。日本薬局方ではジギタリスの一種 Digitalis purpurea が医薬品として収録されている。これはハトを使って効力を定量した「ジギタリス単位」という単位で効力を表示する。詳細な定量方法は、日本薬局方を参照のこと。
・栽培
 花の形がユニークで美しいので、花壇用に栽培されている。五月から六月に播くと、ほぼ一年後に開花する。タネはかなり細かいので、浅い鉢に播き、受け皿で吸水させて発芽させる。水はけのよい土地を好むが、高温多湿にやや弱く、日本の暖地では栽培しにくい。

 1960年代に「長寿のハーブ」として流行したコンフリー(ヒレハリソウ)に葉の形などが似ているため、誤食して中毒を起こした人がいるので、注意すること。≫

         
     ≪撮影:平成12年 5月20午前11時頃≫

     

          



 コメント、お問い合わせに際しての連絡は、ハンドルネームにて下段のコメント(0)をクリックし書き込むか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。その際は、社会マナー上、最低限、必要な氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は守ることを確約します。
           
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