アニメのこと

「鋼の錬金術師」
アニメ。ＤＶＤの発売も終わり、あとは映画を待つばかりになりました。
私は原作から入ったヒトなので、アニメを愛する方には不快なことも書いていたかも、と、今ちょっと振り返って反省。
でも、そう、否定は全然、していないんです。幾分辛口に寄り気味かもですが、アニメは随所に作り手の熱意が形になってて、感心したもの！
前にも書いたけど、ＯＰとＥＤを４度も替えたり、「戦う少尉さん」三部作とか、ニーナの回、ヒューズの回のエンディングとか、そういう所にね、スタッフが本当にハガレンを好きなんだなーと感じて、嬉しかった。
それに、私に鋼を勧めてくれた友人も、きっかけは書店でのアニメ化キャンペーンだったわけで、私もアニメのお陰で鋼と出合えたわけだし。（それから設定が原作アニメと二重になるから二次創作が二倍楽しめるという恩恵も（笑）！）

それにアニメならではの絵や動き、のほかにも、原作を動かすだけじゃなくそれを超えて膨らませていて唸らせる場面もあった。
例えば、第五研究所のシーン。塀の上の有刺鉄線に、エドが機械鎧の右手と左足で着地するところ。「小さくてよかった」を、通風孔のギャグを踏まえて大玉転がしで再度言わせるところ！　エドの台詞「弟も人間ならあんた達も人間だ」を、けれどスライサー兄弟は死刑囚であるがゆえに身体を取り戻せたとしてもそれが救いとはならないという、原作では触れなかった事実をえぐったところ。

エド役の朴さん、ロイ役の大川氏は、最高のキャスティングだと思う。
朴さんは声が合ってるのはもちろん、ラジオやイベントなど多角的に売り出す際のパーソナリティーとして座を盛り上げ引っ張れるキャラクターが、ばっちり！　そこまで計算してのキャスティングだったとすれば、大成功だ！
大川氏は、最初びっくりしましたよ！大佐がこんなオトナな声だったなんて…！って。ロイの人気はこの大川氏の美声あってこそだよねえ。

音楽や、動画や、色彩や、他にも色々賞賛に値するところはあるのだろうと思うのだけど、いかんせん私は知識が無いので語れない。
私が語れるのは、私が分かって思ったことだけだものね。

原作を、理解・分解・再構築して錬成された、アニメのハガレン。
映画情報がアニメ誌に載り始めたとの記事を読み、（鋼ほかイラスト・感想ブログ「終日」）、明日ガンガン買いに行くときに、アニメ誌も立ち読みしちゃおっかなーとか思ったり。

私にとって、ハガレンといえば原作。でもやっぱりアニメも気になってしまうのです～。