FA20回観ました！

「お前の笑った顔が見たい」が、無かった…（泣

やっ！いやいや。アニメはアニメ。漫画は漫画。言い聞かせ言い聞かせ。（苦笑）

いやあ！後半、あの難しい説明を、よくここまですっきりまとめたものだ！
言葉を少し削り、少し足して、その意味を明確にする。
ＦＡでやろうとしていること。
を、もっとも直接的に担っているのは、実は脚本家さんなのかもなー、なんて思いました。

あれ？でも原作既読者には「わかりやすい」けど、未読さんはどーだったんだろ。ってココで聞いても返事が返ってくることはありえないので（笑）、未読さんのブログめぐるの楽しみです。


今回は、どっぷりエドの回。
私的に一番思い入れの強い話なので、息を詰めて録画再生ボタンを押す。
背の高いホーエンハイムが、寝ているエドに手を伸ばすのに、かがむひと動作を入れるとこ。
悪夢から覚めたエドが左腕で目を覆うとこ。
丘の上に上るとき、坂道をしっかり踏みしめる歩き方のとこ。
何気ない動作がこんなに気にかかるなんて～！とか自分に苦笑しつつ肝心の場面へ。
えーとえーと。
お、思い入れが強すぎると、うまく言葉にできませぬ。

ここで雨、止ませるんだなーとか。
空を仰ぐエドの、ゆるいカーブののどぼとけが、台詞とともに動くのとか。
骨を明らかに普通の人間じゃない長さに描いてるなとか、男と断定することで「母ではない」を強調したんだなとか。

・・・・・・アイキャッチに、やられました。
ここで子アルを持ってくるかー！！！


「なんじゃこりゃー！」をエドがやってくれてうれしい。

電話場面で背景に大きな花瓶に生けた花が写って、普通ホテルっつったらこうだよなとか思ったり（私は原作の「花の無さ」に注目する変な読者です）
白スーツのモブ男さんがさりげにいて笑ったり。

アルの長台詞がね・・・。
アルの台詞って、一番、安心して聞けるよね。もう、いつも、そのまんま、アルなんだ。

今回は、「墓、つくるよ」とか「どうした」とか「笑顔が見たい」とか、エドの「静かな」台詞はおおむね削ってました。
だから最後のほう、師匠との電話場面からかぶさる曲も、勢いある音楽なんだな。
私のイメージではあそこは・・・特に兄弟二人が階段で対峙する場面は、すごく静かなの。
違いに戸惑いはあるけど、FAは原作以上に、前へ前へ前へ！だから、ふむ。と、丸のまま受け入れる。

階段場面のおわり、エドがアルに歩み寄るところ、よかった。
こういう、さりげない動作が、ひとつひとつ沁みる回でした。

全体として。
ものごっつ兄弟に思い入れある私的に、合格でした。すごく素直に、もう一回見たいって思う。


最後を、ウィンリィの、エドの背あんなに大きかったっけ、で切るのは面白いなと思いました。
さりげない次への布石。

そんでもって次回予告がまた楽しみ！！
大佐の車の窓に片腕のせて話すエドのあの思惑ありげな顔は何ですか！
ストローくわえてブスったれたツラでガンつける原作とえらい違いです（笑）


今回みたいな回は、普通にバトルものだったら「ひと休み」の回なんだろうな。
作画枚数的にはそうなのかもしれない。でも鋼は少しも気が抜けない。次回もその次もその次もその次もその次も！
だから「仕事を回していく」プレッシャーは相当なものだと思うけど、けどね、最近、スタッフさんが楽しめてるよーな、なんか、そんな印象あるのよ。いち視聴者の勝手な思い込みなんだけどさ。
でも、なんかそうゆーのが嬉しいv